【F1】ニューウェイ代表、深刻な低迷を謝罪 アストンマーティン・ホンダ再建へカウントダウン

2026年07月05日(日)17:29 pm

記事要約


・アストンマーティン、苦戦が続くなか、代表が謝罪
・ニューウェイ代表、低迷と課題を説明

・大型アップグレードと巻き返しに期待


アストンマーティンF1の代表であるエイドリアン・ニューウェイが、チームのパートナーおよびドライバーに対して現状の低迷を謝罪するとともに、チーム代表としての役割や今後の大型アップグレード計画について詳細に語った。

チームはハンガリーGPおよびオランダGPで投入予定のアップグレードを待つ状況にあり、2026年シーズン序盤は依然として厳しい戦いが続いている。

スペイン紙『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』を含むメディア関係者やスポンサーが集まったイギリスGP開催地のシルバーストンで、ニューウェイ代表は現状を率直に認めつつ、巻き返しへの強い自信を示した。

■深刻な低迷への謝罪と現状認識

ニューウェイ代表はまず、パートナーやチーム関係者に向けて次のように語った。

「皆さんの忍耐と理解に心から感謝したいです。現在のパフォーマンスレベルを見ることは、私たちにとっても、パートナーにとっても、そしてチーム全体にとっても非常に痛みを伴うものです」

その上で、現状は長期的な低迷ではなく、一時的な困難であるとの認識を示した。

「しかし、この状況が間もなく過去のものになることを願っています。痛みを伴う記憶ではありますが、やがて遠い記憶になるはずです」

■ドライバーとの関係とコミュニケーションの課題

ニューウェイ代表は、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが抱えるフラストレーションについても言及した。

特にアロンソについては、今後の契約判断にも関わる重要な局面となっている。

「ドライバーはマシンの挙動を感じ取り、トラック上で起きていることを見ています。当然ながら、信頼性とパフォーマンスの両面で、ライバルと対等な条件で戦えないことは、フェルナンドとランスにとって極めてフラストレーションのたまる状況です」

さらにニューウェイ代表は、両ドライバーへの説明に多くの時間を割いてきたことを明かした。

「私は、フェルナンドとランスの二人に対し、私たちが取り組んでいる内容や、アップグレードパッケージの計画、そして2027年シーズンに向けたビジョンを正確に説明するために、かなりの時間を費やしてきました。外部からどう見えるかに関わらず、私たちは彼らのフィードバックに非常に注意深く耳を傾け、それを開発に反映させようとしています」

また、チーム内のコミュニケーションについても改善の余地を認めている。

「自分の声が聞き入れられていないと感じれば、フラストレーションを抱くのは当然です。それは人間として自然な反応です。もしかすると私たちは、今回の改善で何を達成しようとしているのか、来季に向けた計画が何なのかを詳細に説明するために、十分な時間をかけて説明するという点で不十分だったのかもしれません」

■ハンガリーGPとオランダGPに向けた大型アップグレード

今後についてニューウェイ代表は、ハンガリーGPから始まる大規模アップグレード、そしてオランダGPで投入予定のホンダ製新型パワーユニット(PU)に言及した。

「その瞬間がどんどん近づいています。フェルナンドとランスはすでに、この厳しい時期が終わる日をカウントダウンしています。そのときには、大きな前進を遂げられることを期待しています」

■チーム代表としての役割とフラット組織の維持

ニューウェイ代表は自身のチーム代表としての役割についても説明し、実際の運営はチーム全体で担っていることを強調した。

「チーム代表という役割にはさまざまな解釈があります。私は確かにチーム代表ですが、実際にはリーダーシップはチーム全体にあります。私たちは素晴らしいチームと共に働いています」

さらに、アストンマーティンの組織構造についても触れ、ニューウェイ代表は、アストンマーティンF1の組織が非常にフラットな構造であると説明した。

こうした体制には、責任の所在が曖昧になったり、意思決定が難しくなったりする課題があることも認めつつ、それでも現在の状況では、各部門が対等に意見を出し合い、横断的に連携するこの体制を維持する必要があるとの考えを示した。

「私たちの組織は非常にフラットな構造です。フラットな構造は社会主義に例えられることもありますが、その問題点も理解しています。しかし、このケースにおいては、この構造を維持する必要があると強く信じています。」

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