メルセデス最有力ライバルに浮上したフェラーリF1、バスール代表と応酬 ウォルフ代表「不正」主張を全面否定

2026年07月05日(日)18:41 pm

記事要約


・ウォルフ代表がフェラーリへの「不正」主張を否定

・予算上限をめぐる発言でバスール代表との対立が表面化

・復調したルクレールが自らの走りを貫き予選で好結果


■ウォルフ代表、フェラーリへの「不正」主張を否定

メルセデスF1のトト・ウォルフ代表は、F1の予算上限をめぐる対立が公の場で激しさを増す中、フェラーリF1のフレデリック・バスール代表に反論した。

バスール代表はシルバーストンで、ウォルフ代表が2026年シーズン中のフェラーリのアップグレード投入数に疑問を呈したことについて、事実上フェラーリの「不正」を示唆したものだと受け止めていた。

バスール代表はまた、この一件によって長年の友情にも緊張が生じたことを認めている。

しかしウォルフ代表は、自身のコメントが文脈から切り取られたものだと主張した。

「フレッドは見出しだけではなく、記事全体を読む必要があります」と、ウォルフ代表はシルバーストンでの予選後に『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュラント)』へ語った。

「そうすれば、私が何を言ったのか分かるはずです。彼は何でも個人的な批判として受け止めるべきではありません」

ウォルフ代表は、フェラーリが財務規則に違反していると示唆したことは一度もないと否定した。

「いいえ、まったくありません。彼らはいずれアップデートを抑える必要が出てくるかもしれない、と言っただけです。マシンにはすでに非常に多くの作業が施されてきたからです。不正だという話ではまったくありません」

■ウォルフ代表、バスール代表は「怒りやすい」

ただしウォルフ代表は、バスール代表の反応がまったくの想定外だったわけではないと語った。

「それは単なる事実の指摘です。ただ、フレッドにはすぐに怒りやすい一面があることも、私はよく分かっています。彼とは25年来の付き合いですから」

このやり取りが2人の友情に傷をつけたのかと問われると、ウォルフ代表は次のように答えた。

「ここでは私たちは何よりもまずライバルです。時には楽な時期もありますし、時にはより難しい時期もあります」

■フェラーリがメルセデスの最有力ライバルに浮上

今回の応酬は、2026年のフェラーリがメルセデスの最有力ライバルとして浮上する中で起きた。

シルバーストンでは、シャルル・ルクレールがポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリに続く2番手に入り、フロントローを獲得。タイミングよく復調を示している。

「シャルルのことはうれしく思っています。彼はプレッシャーを受けていました」とバスール代表は『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に語った。

ルクレールは最近、ルイス・ハミルトンのドライビングスタイルに適応するか、自分自身のアプローチを貫くかの選択に直面していたことを認めた。

「僕は2番目の道を選びました。過去にうまくいっていたと分かっているやり方を貫き、マシンとコックピット内で使えるあらゆるツールを使って、解決策を見つけようとする道です」とルクレールは語った。

「ただ、これは予選1回だけのことだという点は強調しておきたいです。これで今後、僕のシーズンが変わるという意味ではありません。」

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