マレーシアGPの主催者は16日(金)、F1のナイトレース開催に向けてマレーシアGPを開催するセパン・サーキットの改修を行うことはないと述べた。
マレーシアとはほとんど時差の無いメルボルン(オーストラリアGP開催地)だが、投光照明器を設置してナイトレースの開催が可能な環境を整えるよう、F1の最高権威者バーニー・エクレストンからのプレッシャーがかかっている。これは、F1のテレビ観戦者の大多数がいるヨーロッパの視聴者が、より視聴しやすい時間帯にレースを開催するためだ。
今年は来週末25日(日)に決勝を迎えるマレーシアGPだが、セパンの最高責任者は、エクレストンから「何も強要されていない」とし、「ほかのほとんどのサーキットでナイトレースなんて開催してないのに、何でやる必要があるんだ?」と報道陣に告げた。
現在、シンガポールが市街地でナイトレースを開催している。そしてアブダビでは夕方にレースがスタートし、夜にチェッカーフラッグが振られる、「トワイライトレース」が開催されている。