中東の島国バーレーンで再びF1が開催されるまでに3週間を切った今、またも抗議活動と暴力が活発化しているようだ。
3月30日(金)、22歳の青年が催涙弾の発射を撮影していたところ、国から後押しを受けている民兵に射殺されたと目撃者は主張している。
22日(日)に予定されている今年のF1バーレーンGP直前になって死者が出たことにより、昨年同様F1レースを中止すべきだとの声が高まった。昨年のバーレーンGPは、開幕戦に予定されていたものの、バーレーンで発生した騒乱のため、結局は中止になっていた。
バーレーン政府はこの青年の死についての責任を否定している。
『Times of London(タイムズ・オブ・ロンドン)』紙によると、政府の報道官が「内務省は(青年を射殺した)犯罪者に正義を下すために、できる事はすべてしている」と語ったようだ。
内務省はさらに、バーレーン人権センター所長のナビル・ラジャブを逮捕したと発表した。
ラジャブは先週、「世界中からジャーナリストが(グランプリのために)集まるこのイベントに乗じて、あらゆるところで抗議をする」と発言していた。
ラジャブの逮捕後も、抗議活動は続いているようだ。
「子供たちを軽視し、犠牲にし、痛みや苦しみを無視して開催されるレースにわれわれは反対する」
「バーレーンの犠牲者の血で伝統あるレースの名誉を傷つけるな」と抗議者は、インターネットに投稿したビデオ声明で訴えている。
そしてツイッターでは、#BloodyF1や#noF1といったハッシュダグ(ツイッターで同じ話題の投稿を一覧表示できるサービス)がレース開催への抗議に利用され、政府の暴力とされる画像やビデオへのリンクがつけられている。