角田裕毅はプレッシャーを乗り越えチャンスを掴める?マルコ博士「不安定すぎる」!過度なプレッシャーの真意とは?

2024年10月30日(水)4:45 am

F1メキシコシティGPで3回のフリー走行は絶好調だったものの、予選・決勝レースを自らのクラッシュで終わらせてしまった角田裕毅(RB)に対して、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は「不安定すぎる」と不満を表明している。

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■角田は不安定すぎる

マルコ博士は、F1アメリカGPからダニエル・リカルドに代えて22歳のリアム・ローソンを起用し、ラスト6戦で角田裕毅と直接対決をさせている。来季のRBのフルタイムシート、またはレッドブルのフルタイムシートというニンジンが目の前にぶら下がっているローソンは、何としても夢を掴もうと決死の覚悟で臨んでいる。

マルコ博士は、角田裕毅の速さとローソンの強さを認めているが、両者にプレッシャーを与えたときの真価と成長を見極め、来シーズンのレッドブルのシートを決めようと考えている。そのシート争いにはもちろんセルジオ・ペレス(レッドブル)も含まれている。

しかし、母国GPのファンの前で最悪のレース結果となり、なかなか復調しないペレスの将来について「不透明」「未定」とまるで見限ったようなコメントをしている。

そのペレスとコース上で激しすぎるバトルを展開し、ペレスのマシンにダメージを負わせ、お互いのレースを台無しにしてノーポイントに終わったローソンについては、「チームメイトにすべきことではない。ライバルにしろ。もっと敬意を持て」と叱責した。

そしてマルコ博士は角田裕毅にも不満を示した。

「角田はまだ不安定すぎる。ユウキはオースティンでスピンを喫し、今度はクルマをクラッシュさせてしまった。我々は彼がもう少し安定していると思っていたが、どうやらローソンのプレッシャーが原因のようだ。7日間で全てが変わってしまうとは驚きだ」。

■なぜマルコ博士は過度なプレッシャーをかけるのか?

マックス・フェルスタッペンの相棒には、速くて、落ち着きがあり、チームプレイができて、結果を残せるドライバーを求めているが、マルコ博士は来季のレッドブルのシートは誰が適任か決めきれていない。

なぜマルコ博士はドライバーに対してこれほどまでにプレッシャーをかけるのか?それはチャンピオンを争うチームにはそのくらいのプレッシャーは常にかかってくるため、それに押し潰されずに乗り越えられる精神力を見極めたいということだろう。

実際、2021年の最終戦、フェルスタッペンは絶対王者だったルイス・ハミルトン(メルセデス)との直接対決で、尋常ではないプレッシャーの中でもミスすることなく、完璧な結果を残したことでチャンピオンとなり、その後3年連続で王者として君臨している。厳しすぎるマルコ博士の育て方は万人向けではないものの、チャンピオンを育成するという意味では一つの正しい方法だと証明している。以前にはセバスチャン・ベッテルもマルコ博士の強烈なプレッシャーを乗り越えて4冠を達成した。

そのマルコ博士も角田裕毅が十分速いことは認めていて、一時は角田裕毅が筆頭候補とする評価もあった。しかし、2戦連続のミスでその評価を落としてしまっている。

残り4戦、角田はメキシコの3回のフリー走行で見せたように集中力を高めて落ち着いて冷静に走り、自分の仕事をすれば、3者によるシート争いから頭一つ抜け出せる可能性はまだある。このプレッシャーを乗り越えた先には、トップ4チームに座る8人のドライバーの仲間入り、つまり優勝とチャンピオンを狙える権利を手にできる。

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