記事要約
・ジョウ・グァンユは2024年シーズンを「忘れたい」と語り、シーズン途中でF1での未来に希望を失ったことを明かした。
・母国GPの上海でのレースを「人生最大のハイライト」と振り返るも、最下位争いに甘んじたシーズンに不満を示した。
・2025年はフェラーリのリザーブドライバーとして活動し、F1復帰のチャンスを狙い続けると宣言した。
■ 「2024年は忘れたいシーズンだった」
フェラーリのリザーブドライバーに就任したジョウ・グァンユは今週、中国メディアに対して2024年を「忘れたいシーズン」と振り返り、「F1での未来に希望を失っていた」ことを明かした。
2022年にザウバーからF1デビューを果たし、3シーズンにわたりチームに在籍。しかし、チームメイトのバルテリ・ボッタス同様、2024年限りでシートを失い、かつてジュニア時代に所属していたフェラーリに復帰し、リザーブドライバーを務める。
「シーズン序盤は順調でしたが、ピットストップの問題が解決した頃には、グリッド最下位のマシンに乗っていることに気が付きました。それから長い間、未来への希望を失っていました」
■ 上海のレースは「人生最大のハイライト」
2024年シーズン唯一の明るい思い出は、コロナ禍を経てようやく開催できた母国の上海でのレースが人生のハイライトだったと語った。
「ついにホームでレースをする機会を得ましたが、シーズン最初からマシンは最も遅く、中団争いさえできませんでした」と振り返った。
■ ジョウ・グァンユ「F1復帰を諦めない」
2025年、ジョウはフェラーリのリザーブドライバーとして活動し、イタリア人ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィとポジションを共有する。だが、彼はまだ「F1への復帰」のチャンスを狙っており、希望は失っていないと強調した。
「まだ自分のポテンシャルを完全に発揮できていません。だからこそ、未来に向けて努力を続けています。今年のF1にはルーキードライバーが多いので、何が起こるかわかりません。いつでも準備はできていますし、チャンスが来れば掴むつもりです」と、ジョウはF1復帰への強い意志を示した。