ニューウェイの「ガーデニング休暇」に違反なし？アロンソが悲観、合流の遅れで2025年の優勝は絶望的

2025年02月08日（土）8:57 am

記事要約

・エイドリアン・ニューウェイは2025年のアストンマーティンF1の成功に貢献するのは難しいと見られている。

・ニューウェイは2026年の新規レギュレーションに集中すると述べ、2025年の車両開発への影響は限定的になる可能性が高い。

・元F1エンジニアのトニ・クケレラは、ニューウェイが「ガーデニング休暇」中に契約違反することはないと確信している。

■ニューウェイの「ガーデニング休暇」がアストンマーティンに与える影響

ある元F1エンジニアは、エイドリアン・ニューウェイが「ガーデニング休暇」を破棄して仕事に復帰することはないと「確信している」という。

エイドリアン・ニューウェイのアストンマーティンF1での仕事は、3月初旬まで禁止されている。これはレッドブルとの契約による制約であり、2025年のチームの競争力向上には大きな影響を与えそうだ。

フェルナンド・アロンソは、ニューウェイのこのスケジュールでは今季の優勝争いは「ほぼ不可能」だと指摘した。「マシンは昨年とほぼ同じだろうし、大きく飛躍するのは実質的に無理だ」と述べた。

■ニューウェイは2026年プロジェクトに専念

ニューウェイ自身も、「2026年のプロジェクトに集中する」と明言しており、2025年の車両開発にどれほど関与できるかは不透明な状況だ。

「ローレンス（ストロール、オーナー）は間違いなく2025年マシンに少し関わることを求めているかもしれませんが、実際に何か貢献できるかどうかは分かりません」と語っている。

■「ガーデニング休暇」中の契約違反はない？

一方で、F1業界では「ガーデニング休暇」中の技術者が非公式に仕事を続ける可能性を疑う声もある。しかし、元F1エンジニアのトニ・クケレラ氏は、ニューウェイがそうしたリスクを冒すことはないと『DAZN』のインタビューで語った。

「エイドリアンは常にこの職業を理解し、尊重してきた人物です。それに、ほとんど何も得られないのに、リスクを冒す価値はないですし、彼が契約違反することはないと確信しています。」