F1マイアミGP決勝で、レッドブル・レーシングの角田裕毅が10位でフィニッシュし、貴重な1ポイントを獲得した。
レース中、角田はピットレーン進入時にピットレーンボタンを押すのが遅れたことでスピード違反となり、5秒のタイムペナルティが科された。このボタンを押すことで制限速度にリミッターがかかる仕組みだが、その切り替え操作はドライバーが手動で行う必要がある。0.001秒を争うレース中では、できるだけ減速時間を短くしたいため、各ドライバーはギリギリまでブレーキを我慢するが、映像では角田の操作がやや遅れたように見えた。0.001秒でも削ろうと攻めた結果、5秒のタイムペナルティはあまりにも大きな代償となった。
終盤、角田は10番手を走行していたが、11番手のアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)との差は約4.8〜5.1秒。直接のバトルはなかったものの、フィニッシュ時に5秒以上の差がなければ、ペナルティによって順位を落とす可能性がある状況だった。
最終ラップで角田はペースを上げたが、ハジャーも負けじとペースアップ。見た目には直接バトルはなかったが、“5秒差の戦い”が繰り広げられた。そして迎えたフィニッシュ。角田とハジャーの差は+5.168秒。タイムペナルティによりヒヤヒヤする展開となったが、角田は見事にリカバーし、0.168秒差で10位を守り抜いて1ポイントを手にした。