記事要約
・ラルフ・シューマッハはフェルスタッペンの王座獲得は不可能と発言
・マクラーレンの優位性が圧倒的で、レッドブルの巻き返しは困難と分析
・カナダGPでもマクラーレンが最有力、レッドブルはタイヤに苦しむ可能性
■ラルフ・シューマッハ「今季のタイトルはもう届かない」
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のタイトル獲得に否定的な見解を示している。
「今年、マックスがタイトルを取るのは現実的に不可能だと思います」と、シューマッハはSkyドイツに語った。
「マックスは違いを生み出せるドライバーだが、それにも限界があります。クルマが十分に機能していないし、チームも期待に応えられていません。こうした大きな差を、長期間にわたって埋めることはできないんです」
「マクラーレンの2人のドライバーが共倒れでもしない限り、彼にチャンスはないでしょう」
さらにシューマッハは、前戦バルセロナでの支配的な内容を見ても、今週末のF1カナダGPではマクラーレンが最有力候補であると見ている。
「彼らは自滅しない限り、負ける要素がないと言ってもいい。モントリオールでは、レッドブルのマシンがタイヤに対して少しシビアだから、マックスが多少は差を詰めるかもしれないが、マクラーレンのような万能型チームにはかなわないと思う」と語った。