・ピアストリが劇的逆転でスプリント予選ポール獲得
・ホンダRBPT勢はSQ2で敗退、ハジャーは9番手健闘
・ハミルトンとアントネッリがまさかのSQ1敗退に
F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選がスパ・フランコルシャンで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が見事ポールポジションを獲得した。予選は3段階(SQ1〜SQ3)で行われ、終始ドライコンディションのなか激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。
スプリント予選の1回目(SQ1)は晴天のもと、気温22度、路面温度39度でスタート。トップタイムはピアストリが記録し、2番手にフェルスタッペン(レッドブル)、3番手にノリス(マクラーレン)が続いた。
ホンダ・レーシング(HRC)のパワーユニット「ホンダRBPT」を搭載するレッドブルおよびレーシングブルズは、4台ともSQ2へ進出した。
一方でルイス・ハミルトン(フェラーリ)は最終シケインのブレーキング時に突然姿勢を乱してスピン、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は序盤に高速コーナーのスタブロでスピンしてコースオフしてしまい、SQ1で敗退する波乱の展開となった。
10分間のSQ2でも天候は変わらずドライ。ここではノリスが最速をマークし、フェルスタッペンが2番手、ルクレール(フェラーリ)が3番手につけた。
ホンダRBPT勢は2台がここで敗退した。角田裕毅(レッドブル)は12番手で脱落、レーシングブルズのリアム・ローソンは10番手ピアストリとの差がわずか0.041秒という僅差でSQ3進出を逃した。
このセッションではジョージ・ラッセル(メルセデス)も敗退し、メルセデス勢はSQ3に進出できなかった。
8分間の短い最終セッションSQ3では、全員が一発勝負で挑んだ。ピアストリがSQ2をギリギリで通過した後、一転してトップタイムを記録。スプリントポールを獲得した。
2番手にはフェルスタッペン、3番手にはノリスが続き、ランキング首位のマクラーレン勢が1・3番手と前方グリッドを固める形となった。
フェルスタッペン以外のホンダRBPT勢は、ハジャーが9番手に入り、ルーキーながら健闘を見せた。
ルーキー勢では、オリバー・ベアマン(ハース)、アイザック・ハジャー、ガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)の3名がトップ10に入る健闘を見せた。
| 順位 | 車 | ドライバー チーム |
タイム差 前車差 |
|---|---|---|---|
| 1 |
81
|
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
|
1:40.510
|
| 2 |
1
|
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
|
+0.477
+0.477
|
| 3 |
4
|
ランド
ノリス
マクラーレン
|
+0.618
+0.141
|
| 4 |
16
|
シャルル
ルクレール
フェラーリ
|
+0.768
+0.150
|
| 5 |
31
|
エステバン
オコン
ハース
|
+1.055
+0.287
|
| 6 |
55
|
カルロス
サインツ
ウィリアムズ
|
+1.251
+0.196
|
| 7 |
87
|
オリバー
ベアマン
ハース
|
+1.347
+0.096
|
| 8 |
10
|
ピエール
ガスリー
アルピーヌ
|
+1.449
+0.102
|
| 9 |
6
|
アイザック
ハジャー
レーシングブルズ
|
+1.461
+0.012
|
| 10 |
5
|
ガブリエル
ボルトレート
Kickザウバー
|
+1.666
+0.205
|
| 11 |
30
|
リアム
ローソン
レーシングブルズ
|
SQ2敗退
--
|
| 12 |
22
|
角田裕毅
レッドブル
|
SQ2敗退
--
|
| 13 |
63
|
ジョージ
ラッセル
メルセデス
|
SQ2敗退
--
|
| 14 |
14
|
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
|
SQ2敗退
--
|
| 15 |
18
|
ランス
ストロール
アストンマーティン
|
SQ2敗退
--
|
| 16 |
23
|
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
|
SQ1敗退
--
|
| 17 |
27
|
ニコ
ヒュルケンベルグ
Kickザウバー
|
SQ1敗退
--
|
| 18 |
44
|
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
|
SQ1敗退
--
|
| 19 |
43
|
フランコ
コラピント
アルピーヌ
|
SQ1敗退
--
|
| 20 |
12
|
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
|
SQ1敗退
--
|
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