・アントネッリがF1昇格後に苦戦、ベルギーGPでは涙も
・ブランドルらが「下位チームで育成すべきだった」と指摘
・2026年もメルセデス残留が濃厚、アルピーヌ移籍案は後退
メルセデスからF1デビューを果たした18歳の新人キミ・アントネッリに対する注目が日増しに強まっている。ジョージ・ラッセルとチームを組むなかで、思うような結果が出せず、期待の大きさがプレッシャーに変わりつつある。
かつて“次のフェルスタッペン”と称されたアントネッリは、17歳でスーパーライセンスの特例承認を受け、わずか18歳でF1昇格。しかしその早すぎる飛び級が仇となり、直近のF1ベルギーGPでは報道陣の前で涙を見せるなど、精神面の不安も表面化している。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、アントネッリとラッセルの差が開きすぎていると懸念を示す。
「彼は明らかに遅れすぎています。もしラッセルとのギャップが埋まらなければ、キャリアそのものが危うくなりかねません」と語った。
「“新たなフェルスタッペン”としてF1に来るのは誰にとっても良くない。世界レベルのドライバーになろうとするなら、誰もがその比較対象としてラッセルとのパフォーマンスを見ますが、現時点ではそれに届いていません」
『f1-insider.com』に語った元F1ドライバーのマーティン・ブランドルも、アントネッリをいきなりトップチームに昇格させたメルセデスの判断に疑問を呈している。
「いまだになぜ彼を1〜2年、下位チームで走らせなかったのか理解できません。かつてのラッセルのように、プレッシャーの少ない環境で育てるべきでした」
「このまま精神的に沈んでしまうようなことは、メルセデスとしても避けなければなりません」
2016年F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグもデンマークメディア『Ekstra Bladet』に対し、メルセデスに早期の契約提示を提案した。
「僕なら彼と契約します。大きなコストではないし、本人の自信にもつながる。もし年末に問題が起きても、F1ではよくあるように、契約解除して代えることもできます」
トト・ウルフ代表は一時、フラビオ・ブリアトーレとアルピーヌへのレンタル移籍について協議したとされるが、現時点ではアントネッリとラッセルのコンビを2026年も維持する方向で固まりつつある。
●【F1年間カレンダー2025】次戦はハンガリーGP
●【F1-LIVE速報】F1ベルギーGP