フェルスタッペン、F1への苛立ちの中、NLS参戦「楽しさ10点満点」

2026年03月24日(火)18:48 pm

記事要約


・フェルスタッペンはNLSで好走も失格、週末自体は満点と評価

・レッドブルは重量超過で苦戦し新規則や走行法にも不満を示す

・批判に理解も改善期待、空白期間は走行機会拡大を模索


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■フェルスタッペン、ニュルブルクリンクで会心の走り

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)での週末は「間違いなく10点満点」だったと語った。これは、F1での現在の心境とは対照的だ。

4度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンは、中国GPと日本GPの間、GT3マシン(市販車をベースにしたプロ仕様レーシングカー)に焦点を移し、NLSに参戦。

ポールポジションから優勝を果たしたが、タイヤを規定数より1セット多く使用したため失格となった。

この週末に点数をつけるならと問われたフェルスタッペンは「間違いなく10点満点でした」と答えた。

■レッドブルのパフォーマンス不足の原因の一つは規定最低重量を大幅に上回っているという点にあり

フェルスタッペンは、F1の2026年レギュレーションに対する不満を隠さず、新時代のF1を繰り返し批判してきた。

しかし、彼の不満は単に「レッドブルの競争力不足」だけによるものではないと主張している。

レッドブルの今季のマシンである「RB22」は、深刻な重量オーバーであることが明らかになっており、最大で28.5kgもの増加に達する。

これは最低重量基準と比較して、1周あたり約1秒のロスに相当するとされる。

「重量オーバーでラップタイムあたり1秒のロスが生まれています。レッドブルが前進するための大きな鍵は、軽量化にあります」とシミュレータードライバーのルディ・ファン・ビューレンは断言した。

マシンの問題もさることながら、フェルスタッペンの批判の矛先は、新ルールが要求するドライビングスタイル(特に過度なエネルギーマネジメントや「リフト・アンド・コースト」)に向けられている。

※「リフト・アンド・コースト」:コーナー手前でアクセルをオフにし、惰性で走行すること

■ヴルツ、2026年のF1に批判を繰り返してきたフェルスタッペンの言い分に理解を示す

元F1ドライバーでGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)会長のアレックス・ヴルツは、フェルスタッペンの立場を理解していると語る。

「彼はチームの状況やレギュレーションも含めて、明らかに現状に満足していません。それは100%理解できます。しかし、その状況をすぐに変えることはできません。

今はただ、慣れるしかないのです」とヴルツはオーストリア公共放送のORFに語った。

ヴルツは、時間が経てば改善が見られると信じている。

「各チームは向上していくでしょうし、レッドブルも同様に改善を見せていくでしょう。パフォーマンスはより競争力のあるものになるでしょう」と彼は述べた。

彼はまた、現行フォーマットのより根深い問題点も指摘した。

「アクセルを一番長く踏み、ブレーキを一番踏まない者がもう一度報われるべきです。現状はまさにその逆で、それが良くないことは理解しています」

■フェルスタッペン、“春休み”を利用してニュルブルクリンクで更なる走行の機会を模索する

当面、フェルスタッペンは、バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止によって生じた4月のレース空白期間を利用して、ノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)での走行時間を増やすことになりそうだ。

「できる限りレースに出たいと思っています。何が可能か検討しているところです」とフェルスタッペンは語った。

しかし、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーは、フェルスタッペンが本来の役割に集中することを忘れてはならないと警告する。

「マックスはもっと集中する必要があります。今年は彼が最高のマシンを持っているわけではありません。攻めすぎると、ミスをしてしまいます。今は現状を受け入れ、チームに貢献する時です」

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