・ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿でスカラシップ最終選考会が行われ、18歳の土橋皇太が首席で2025年度スカラシップを獲得。
・土橋は3月入校の8名から選ばれた4名の候補生の一人で、2回の選考を経てHonda育成プログラムHFDP入りが決定。
・佐藤琢磨プリンシパルは「講師陣に匹敵するタイムを記録」と成長を称賛し、今後の活躍に大きな期待を寄せた。
10月8日、ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)のFormulaクラスで「スカラシップ最終選考会」が行われ、土橋皇太(つちはし・こうた/18歳・兵庫県出身)が首席で2025年度スカラシップを獲得した。
土橋は、3月に入校したアドバンスクラス受講生8名の中から、8月に選出された4名の候補生の一人として選考に臨み、2回の選考会を経て最終的にスカラシップを勝ち取った。
この結果を受け、土橋はHondaのドライバー育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」に加入。2026年シーズンから育成カテゴリーのレースに参戦する予定となっている。
ホンダは今後も、F1をはじめとする世界トップカテゴリーで活躍できるドライバーの育成に注力していく方針だ。
HRSは、現プリンシパルの佐藤琢磨も卒業し、F3などを経てF1に参戦。アメリカに活動拠点を移したあとは世界3大レースの1つであるインディ500で2勝という偉業を成し遂げている。
「最終日はタイヤの使い方を改めて考えさせられるセッションが多かったのですが、諦めずにここまで走り切れて良かったです。海外で活躍したいという夢を持っています。F1でチャンピオンを獲れる選手になることを目指して励んでいきます。」
「2025年度のHRS Formulaクラスのカリキュラムがすべて終了しました。例年以上に若い生徒が揃った今年は、序盤から比べると成長率も大きい傾向がありました。スカラシップを獲得した土橋選手も大きな成長を遂げた一人で、スクール終盤にはプロドライバーである講師陣に匹敵するタイムを出すなど、頼もしい姿を見せてくれました。今後の活躍に大きな期待を寄せています。今後もHRSは若手選手の成長の場を提供してまいります。来年もここから未来を切り拓く若者たちに出会えることを心から楽しみにしています。」
土橋 皇太(つちはし・こうた)
18歳/兵庫県出身
【主な経歴】
2023年:GPR全日本カート選手権OKクラス 第1戦 3位(スーパーポール獲得)
2024年:GPR全日本カート選手権OKクラス 第5戦 5位(スーパーポール獲得)
GPR全日本カート選手権OKクラス 第6戦 優勝(FIA MOTORSPORT GAMES日本代表選出)
カートレース IN SUZUKA Senior MAXクラス 年間ランキング4位(最高位2位)