・トト・ウルフがメルセデスF1株の一部(約5%)売却を検討中で、保有比率は約28%に減少見込み。
・チーム評価額は約56億ドル(約8400億円)とされ、F1史上最高額に。買い手はクラウドストライクCEOが有力。
・メルセデスは運営体制に変更なし。イネオス参入(2022年)以来、チーム価値は約3倍に急上昇。
メルセデスF1チームの代表兼共同オーナーであるトト・ウルフが、自身の持つチーム株式の一部を売却する方向で協議を進めていると報じられた。英『フィナンシャル・タイムズ』によれば、メルセデスF1チームの評価額は現在およそ56億ドル(約8,600億円)に達しているという。
メルセデスは、ウルフ、メルセデス・ベンツ本体、そして英国の化学大手イネオスの3者がそれぞれ3分の1ずつを保有しているが、ウルフはそのうち自身の持ち分の約5%を売却する意向を示しているとされる。これにより、彼の保有比率は約28%に減少する見込みだ。
買い手の詳細は明らかにされていないが、メルセデスのサイバーセキュリティパートナーであるクラウドストライクの最高責任者が有力視されている。
この取引が成立すれば、F1チームとして史上最高額の評価を受けることとなり、最近のマクラーレンの再編時に報じられた43億ドル(約6,600億円)を上回ることになる。
また、これは2022年1月にイネオスが約2億6,000万ドル(約400億円)で3分の1の株式を取得して以来、チーム価値が驚異的に上昇したことも意味している。
メルセデスの広報担当者は次のようにコメントしている。
「ガバナンス(運営体制)に変更はなく、3者はいずれもメルセデス・ベンツのF1での成功に引き続き全力を尽くしていきます」
現在53歳のウルフは、2013年からメルセデスのチーム代表兼共同オーナーを務めている。