・キャデラックがフェラーリSF-23を使い、F1参戦に向けたピットクルー育成テストを実施。
・ペレスは順調に参加するも、ボッタスは契約上の理由で不参加。現在は豪州で私生活を満喫。
・ボッタスはピアストリの逆転可能性に言及しつつ、キャデラックF1計画は順調と強調。
キャデラックが2026年F1デビューに向けて静かに準備を進めている。とはいえ持ち込んだのは自社マシンではなく、エンブレムを外した2023年型フェラーリSF-23だった。イモラで行われた2日間の専有テストでは、セルジオ・ペレスがステアリングを握った。
このテストはフェラーリの全面協力で実施され、キャデラックの新規F1プロジェクトに参加するピットクルーの育成が目的だったという。
チーム代表のグレアム・ロードンは『f1-insider.com』に対し「これはクルマのテストではなく“人”のテストです。F1のピットレーンに毎週立つ人々と同じ経験を、我々のスタッフにも積ませたいのです」と語っている。
フェラーリはSF-23のシャシーに加え、スタッフや設備も提供。アーサー・ルクレールがフィオラノでシェイクダウンを行った後、マシンはイモラへ搬送され、約30名のフェラーリ関係者と20名のキャデラックスタッフが隣接するピットボックスで共同作業にあたった。
2027年までの契約が決まっているペレスは予定プログラムを順調に消化した。
一方、バルテリ・ボッタスは2025年末まで残るメルセデスのリザーブ契約の関係で参加が認められなかった。
そのボッタスは現在、パートナーのティファニー・クロムウェルと共に購入した南オーストラリアの15エーカー規模のブドウ畑で過ごしている。地元局『Nine』の取材では、タイトル争いで苦戦するオスカー・ピアストリについてエールを送った。
「まだ十分にチャンスがあります。残りレースは多くありませんが、誰かがひとつ悪いレースをしただけで状況はすぐに変わります」とボッタスは語った。「キャリアの初期段階にいるわけですし、今年どうなろうと素晴らしい未来が待っています」
さらに、ボッタスはキャデラックのF1プロジェクトについて順調に進んでいると強調した。
「完全な新規プロジェクトで、新しいチームがF1に入るようなものです。やるべきことは膨大です」と説明するボッタス。「1月から本格的に新チームで働き始めるので、今年のオーストラリアの夏は短くなりそうですが。1月には私たちのクルマがあるはずです。」