フェルスタッペン、メルセデスGT3参戦で広がる憶測 フォードF1が明かした本音と将来計画

2026年05月13日(水)5:53 am

記事要約


・フェルスタッペン、今週末にメルセデスGT3でニュル24時間レース初参戦

・クルサードは、移籍先としてメルセデスよりフェラーリの方が自然と指摘

・フォードは複雑な立場も、将来的な耐久レース協力に意欲


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■今週末、メルセデス GT3でニュル24時間レースに初参戦

4度のF1チャンピオン、マックス・フェルスタッペンが、今週末に控えるニュルブルクリンク24時間レース初参戦を前に、F1以外でも「可能な限り多くレースをしたい」と語った。

レッドブルに所属するフェルスタッペンが進めるGT3プログラムは、彼の長期的なF1での将来や、物議を醸している2026年レギュレーションへの不満をめぐる憶測をさらに強めている。

フェルスタッペンは今週末、ニュルブルクリンク北コースでレッドブル仕様のメルセデスAMG GT3をドライブする予定だ。しかし、レッドブルがF1でフォードとパワーユニット(PU)提携を結んでいることから、一部関係者はこの状況を異例だと見ている。

この問題は、フェルスタッペンとメルセデスやフェラーリ、さらには将来的なF1完全離脱まで結びつける憶測に、新たな火種を加える形となっている。

■フェルスタッペンにはメルセデスよりもフェラーリが合っている

元レッドブルF1ドライバーのデビッド・クルサードは、フェルスタッペンにはフェラーリの方が合っていると考えている。

「私はマックスはメルセデスよりも、自然にフェラーリにフィットすると思っています。彼とメルセデスの関係が良いことも、GT3イベントでメルセデス車を走らせていることも知っています。しかし、“マックスらしく自由でいる”という意味では、フェラーリの方が快適だと思います。彼なら現地に来て、速く走り、おそらく勝利して、そのまま帰宅するだけで済むでしょうからね」とクルサードはポッドキャスト『Up To Speed』にて語った。

対照的に、メルセデスのドライバーたちはF1以外での活動に制約があるようだ。メルセデスのジョージ・ラッセルは、現時点ではGT3マシンへの参戦が認められていないと明かしている。

一方、フェルスタッペン自身はマイアミGPで、さらに耐久レースへ参戦したい意向を明確にした。

「もちろんもっと出場したいですが、カレンダー次第でもあります。例えば、もしスパ24時間レースの週末が空いていたら、今年も参加していたでしょう。だから、レースをするチャンスがあるなら、僕は喜んで走ります」とフェルスタッペンはオランダの『Formule 1』誌に語った。

今年のスパ24時間レースはオーストリアGPと日程が重なっている。

■フォードは、レッドブルのエースがメルセデス車を走らせる現状を複雑視

この状況は、レッドブルのPUメーカーであるフォードにとって微妙な問題を生んでいる。

フォードF1・レーシング責任者のマーク・ラッシュブルックは、同社としてはフェルスタッペンにフォード車でレースをしてほしいと認めた。

「もちろん、私たちとしてはフォードのドライバーにはフォード車に乗り続けてほしいと思っています。彼がメルセデスの車に乗る理由は理解しています。私たちは、シムレースであれ他の活動であれ、彼の情熱や個性を高く評価しています」とラッシュブルックは、スパで行われたWEC6時間レースの場で語った。

「ニュルブルクリンク24時間レースにメルセデスAMG GT3で出走することは今の彼にとって適切なプログラムであり、結果的に彼はさらに良いドライバーになります。しかし、もちろん私たちとしてはマックスがフォード車を走らせる姿を見たいと思っています」

■フォード、将来的には耐久レース計画で協力したい

さらにラッシュブルックは、フォードがすでにフェルスタッペンと将来的な耐久レース計画について話し合いを始めていることも明かした。そこには、フォードがハイパーカークラスへ復帰した際のル・マン参戦構想も含まれているという。

「私たちはマックスと3年以上にわたって話し合いを続けています。必要なのは適切なタイミングを見つけることだけです。そして、物事はうまく噛み合う可能性があります。彼は非常に意欲に満ちており、関心も持っているようです。ぜひ実現させたいですね。ただ、そのためには多くの条件が整う必要があります。もし実現すれば、私たちにとっても、モータースポーツ界全体にとっても、非常にエキサイティングなことになるでしょう」とラッシュブルックは明かした。

また、ラッシュブルックはフェルスタッペンが最近フォード・マスタングGTDをテストしたことにも触れている。

「マックスは驚異的なドライバーです。私たちはF1で彼と楽しんで仕事をしていますし、最近ではグラン・サンビュク※でマスタングGTDをドライブする機会も提供しました。私たちはこれまでにも、彼といくつものプロジェクトを進めてきました」とラッシュブルックは語った。

※グラン・サンビュク:フランスの南プロヴァンス、ヴォーヴナルグにある全長約2kmのサーキット

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