元F1中嶋悟“中嶋家の鉄道物語”語る・・・“お尻センサー”で新幹線の上下動を感知!?ロータス・ホンダ99Tと新幹線の意外な共通点アクティブサス秘話

2025年11月16日(日)11:24 am

記事要約


・中嶋悟が京都鉄道博物館でトークショー、家族と訪れた思い出を披露。

・F1経験から新幹線500系の“お尻センサー”話で会場を沸かせ、技術進化にも言及。

・ロータス・ホンダ99Tのアクティブサス開発の裏側を語り、当時の実情を振り返った。


2025年11月15日(土)、京都鉄道博物館で開催中の「レーシング&レールウェイ ヒストリー」で、日本人初のフルタイムF1ドライバーである中嶋悟のトークショーが開催された。司会は午前に続きピエール北川が担当した。

会場となったのは、1914年(大正3年)建設の国指定重要文化財「扇形車庫」。111年前に建てられた、日本最古の鉄筋コンクリート造の機関車庫だ。ステージ背後には、蒸気機関車「D511(デゴイチ)」が堂々と展示されており、D51形蒸気機関車の記念すべき1号機として来場者の目を引いた。

■息子たちと訪れた京都鉄道博物館の思い出

中嶋は「京都鉄道博物館に来るのは人生で2回目」と切り出した。1回目の来館は30年以上前、当時は梅小路蒸気機関車館と呼ばれていた頃で、現役を引退した直後のこと。鉄道好きだった息子の一貴(元F1ドライバー)・大祐(元レーシングドライバー)に「ここへ行きたい」とせがまれ、貴重な鉄道設備を見に訪れたと振り返った。

また、息子たちが幼い頃は「子供部屋がNゲージで埋め尽くされていた」と語り、当時の鉄道愛の強さを紹介した。

さらに、こんなエピソードも披露した。

小学生の息子たちのため、夜の東海道本線沿い(岡﨑付近)に車を停め、通過するブルートレインを親子で眺めていたという。夜9時から深夜まで、次々と現れる寝台特急に息子たちは夢中だったそうだ。「自分の意思で行ってたわけじゃないですよ。家族サービスですよ」と笑い、レース一家として知られる中嶋家の“意外な鉄道物語”に会場は大きく沸いた。

■アクティブサスペンションと新幹線の“お尻センサー”

京都鉄道博物館の展示車両の中には、かつて中嶋が駆った「ロータス・ホンダ99T」と同じくアクティブサスペンションを搭載した500系新幹線がある。この話題が出ると、中嶋は「それ、俺がお尻で感じたやつね」と反応し、会場は爆笑に包まれた。

F1引退後、東海道新幹線に乗車した際、速度が300km/h近くになると線路のわずかな“地形の波”を越える瞬間に身体がふっと浮くような感覚があったという。「旧型新幹線では感じなかったけど、何かやってるな」と、F1ドライバーならではの“お尻センサー”でその違いを感じ取り、新幹線技術を称賛した。

しかし当時、その新幹線がアクティブサスペンション搭載車だとは知らず、「もうちょっと浮いたらレールから外れちゃうんじゃないか」と思ったと語り、さらに笑いを誘った。

特に上下動を感じた区間として「浜松を過ぎて袋井あたりまで」と具体的な地名を挙げるあたりも、中嶋らしいリアリティのある話だった。今では上下動がほとんど感じられない新幹線については、「技術が進みすぎて、感じさせないようになったんだろうね」と進化を称えた。

■「ロータス・ホンダ99T」のアクティブサスの実体験


さらに「ロータス・ホンダ99T」に搭載されたアクティブサスペンションについても言及。「ロータスは早くいろんなことをやって、早く諦める」と当時感じていたと語り、「シーズンが終わる頃にはアクティブサスはなかったんじゃないかな」と笑った。

最終的には「低速では車高を下げ、直線では高くして空気抵抗を減らす」という方向性に収束していったと振り返り、当時の技術トレンドをわかりやすく伝えた。

■終わらないトークショー

40分という短いトークショーの時間をオーバーし、司会のピエール北川が話を終わらせようとしたものの、中嶋は「もっと話したいです」、「明日は京都観光してから午後来ますから」、「明日はネタ変えなきゃいけないね」、「明日の衣装は、上は紺だから、下は白で来ますから。新幹線カラーでね」と引っ張り、会場を沸かせた。

■体験乗車も大盛況

朝10時の開館から午後5時前まで、「レーシングマシン乗車体験」でスーパーGTのNSX-GTとF1マシンのマクラーレン・ホンダMP4/5(小学生以下)に乗車したのはどちらも300名弱の大盛況。京都鉄道博物館のスタッフや、いつもサーキットでホンダブースの運営をしているスタッフもその盛況ぶりに驚いていた。

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