・佐藤凛太郎が初開催のFIA F4ワールドカップで11番手から3位表彰台を獲得した。
・序盤の混乱をしのぎ、徐々に順位を上げ3番手に浮上。
・難関マカオGPで存在感を示す走りとなった。
マカオGP初開催となったFIA F4ワールドカップで、佐藤凛太郎が11番グリッドから3位表彰台を手にした。父は2001年マカオGP優勝、インディ500二度制覇の佐藤琢磨で、佐藤にとっても特別な地で存在感を示す結果となった。
マカオGPは70年以上の歴史を持つ市街地レースで、若手ドライバーの登竜門となっている。2024年からはフォーミュラ・リージョナルの世界大会が開催され、2025年からはF4カテゴリーの世界大会も加わった。
佐藤は前日の予選レースで科されたペナルティにより、3位から11位へ降格していた。7番グリッドからスタートした佐藤は、フォーメーションラップで出遅れて8番グリッドのドライバーに先行されてしまった。本来は第1セーフティカーラインまでに元の順位へ戻る必要があり、できなければピットレーンスタートとなる。しかし佐藤は隊列を整えないままグリッドに戻ったため、これは10秒のストップ&ゴーペナルティ相当と判断された。
裁定がレース後に下されたため、処分は30秒加算となり、3位フィニッシュから最終11位へ降格。結果として、日曜日の決勝は11番グリッドからのスタートとなった。
序盤は波乱含みの展開で、中国F4王者シモ・チャンがマンデリン・ベンドでスピンし、日本F4ランキング2位の佐藤樹(さとういつき)を巻き込むかたちで両者がリタイア。複数のクラッシュが重なり、レースは早々にセーフティカーが導入された。
再開後はフランスF4ランキング3位のジュール・ルーセルとフランス系タイ人ドライバーのライアン・カレッティが激しい首位争いを展開。その中で佐藤は中団から着実に順位を上げ、8周目にGB4王者アーリー・バンサルをマンダリン・ベンドでオーバーテイク。この勝負に競り勝った佐藤は4番手に浮上した。
同じマンダリン・ベンドでは2番手を走っていたカレッティがクラッシュ。このクラッシュ処理のため再びセーフティカーが入り、そのままレースは終了した。最終結果はルーセルが優勝、2位にエマヌエレ・オリヴィエリ、3位に佐藤凛太郎が続いた。
これにより、マカオGPの表彰台にはフランスF4選手権出身のドライバーが2人並ぶことになり、佐藤は2001年にマカオで勝利した、インディ500を2度制した父・佐藤琢磨と同じ偉業を成し遂げた。
初開催のFIA F4ワールドカップという舞台で、難関マカオの市街地を攻略しての表彰台獲得。佐藤の成長とポテンシャルを印象づけるレースとなった。
| 順位 | 車番 | ドライバー(国籍/チーム) | タイム/差 |
|---|---|---|---|
| 1 | 7 | ジュール・ルーセル(フランス) | 31:16.409 |
| 2 | 68 | エマヌエーレ・オリヴィエリ(イタリア) | +1.258 |
| 3 | 30 | 佐藤凛太郎(日本) | +1.438 |
| 4 | 98 | セバスチャン・ウェルドン(アメリカ) | +3.171 |
| 6 | 87 | トーマス・ベアマン(イギリス) | +4.682 |
| 日本人ドライバー | |||
| NC | 17 | 佐藤樹 | ー |







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