【王者争いが一気に動いた】マクラーレンW失格の詳細・・・フェルスタッペンがノリスに急接近、残り2戦“最大58点決戦”へ/F1ラスベガスGP

2025年11月24日(月)0:33 am

記事要約


・マクラーレンのノリスとピアストリがスキッド摩耗違反で決勝結果から失格

・再測定でも規定値未満が確認され、FIAは故意ではないとしつつ失格を決定

・失格によりタイトル争いは混迷、フェルスタッペンが24点差で首位争いに接近


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F1ラスベガスGPの決勝後、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが失格となった。決勝後の車検において、2台のMCL39に装着されたスキッドブロック後端部の摩耗が、規定される最低厚9mmを下回っていたことが判明したためだ。

スチュワードによれば、測定値は左前部8.96mm、右前部8.74mm、右後部8.90mmと規定値に達していなかった。使用された測定器(Mitutoyo製マイクロメーター)は2025年5月購入で、仕様書には精度0.001mm以内とされている。さらに再測定でも値はより低く、規則違反が確定した。

マクラーレン側は「予想外のポーポイズ現象」「初日の天候による走行機会不足」「プラクティス時間短縮」などの事情を主張したが、スチュワードはこれを認めなかった。ただしFIAは「違反は故意ではなく、規則を破って利益を得ようという意図はなかった」と見解を示している。

今回のスキッド摩耗違反は今季初ではなく、これまでにもルイス・ハミルトンやニコ・ヒュルケンベルグが中国GPやバーレーンGPで同様の理由により失格処分を受けている。

■ノリスは2位→失格 燃料懸念で終盤にペース低下

ポールポジションからスタートしたノリスは、スタート直後にマックス・フェルスタッペンへ激しく寄せるラインを取り、ターン1ではワイドに膨らんで3番手に後退。その後は2番手へ戻したものの、終盤にチームから燃料関連の懸念によるリフト&コーストを指示され大幅に減速し、タイムを大きく落とした。

失格前のノリスは次のように語っていた。
「何が起きていたのか正確には分かりません。チームから“問題がある”と言われてペースを落とすよう指示されました。その理由については、このあと詳しく話を聞きに行くつもりです」

■ピアストリは4位→失格 ローソンと接触、戦略で巻き返す

ピアストリはスタート直後、ターン1でリアム・ローソン(レーシングブルズ)と接触して7番手まで順位を落としたが、戦略判断の的確さで巻き返し、チェッカー時点では5位。キミ・アントネッリ(メルセデス)がジャンプスタートで5秒ペナルティを受けたため、一時4位に繰り上がっていた。

ピアストリは判定前、こう振り返っていた。
「1周目は少なくとも“イベントフル”でしたし、そのあとも自分のミスがいくつかあって状況は楽ではありませんでした。それでも、戦略でレースを立て直してくれたチームの仕事は本当に良かったです。アントネッリの後ろではあと一歩届かず、横に並びかけた周で一気にグリップを失ってしまいました。それ以降は近づけなくて、かなり難しい展開でした」

■チャンピオン争いは激化

今回の失格により、トップ争いはさらに混沌としてきた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がドライバーズ選手権で大きくポイントを伸ばしたためだ。フェルスタッペンは366ポイントでピアストリに並び、ノリスは24ポイントリードの390ポイントで首位のまま残り2戦を迎える。なお残り2週でグランプリ2回とスプリント1回を残しており、最大58ポイントが与えられる。

残り2戦で2025年タイトルはどう動くのか、最終盤に向けて注目が集まる。

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