・ホンダPU振動トラブルの要因として、新エンジンオイルの影響の可能性に注目
・オイルは金属摩擦を減らしエンジン振動を抑える重要な役割を持つ
・粘度低下などにより摩擦が増えると振動が発生する可能性がある
ホンダF1の新パワーユニット(PU)に発生している振動トラブルを考察する。振動トラブルの2つ目の可能性が「オイル」だ。アストンマーティンのメインスポンサーであるアラムコの子会社「バルボリン」がオイルを提供している。
エンジンオイルとは、金属部品の摩擦を減らし、エンジンの動きを滑らかにする役割を持つ。
ピストンやコンロッドなどの金属部品の表面に薄い油膜を作ることで、金属同士が直接こすれるのを防ぎ、振動を抑える役割を担っている。
私たちの車でも、エンジンオイルの粘度や品質によってエンジンのフィーリングが変わることがある。
オイルは高温・高回転の環境下で粘度が低下すると、金属同士の摩擦が増え、振動が発生しやすくなるという特性があり、その可能性も考えられる。
F1エンジンでも基本的な考え方は同じだ。もちろんオイルが原因と断定されたわけではないが、エンジンの振動に影響する重要な要素の一つであることは間違いない。
(ホンダF1苦戦:特集4/4へ続く)
●【ホンダF1苦戦:特集1/4】PU振動トラブルの3つの原因とは? 悪夢のような開幕の真相 HRCが語った「極めて厳しい状況」
●【ホンダF1苦戦:特集2/4】PU振動トラブルの3つの原因とは? 振動トラブルの原因はギアボックス? アストンマーティン初の自社製ミッションに注目
●【ホンダF1苦戦:特集3/4】PU振動トラブルの3つの原因とは? PU振動の原因はオイルか? 新エンジンオイルの影響の可能性
●【ホンダF1苦戦:特集4/4】PU振動トラブルの3つの原因とは? 100%持続可能燃料が影響? 新F1燃料とPU振動の関係とは