・中国GPの今季初スプリントは低温下で波乱の展開となり、ラッセルがフェラーリ勢を抑えてポール・トゥ・ウィンを達成した。
・ヒュルケンベルグのストップでVSCが導入され、アントネッリは接触による10秒ペナルティを消化しながらも5位。ローソンも7位入賞を果たした。
・アストンマーティン・ホンダはアロンソ17位、ストロール18位と苦戦が続いたが、PUに大きな問題なく完走できた点は前進材料となった。
F1中国GP(上海国際サーキット)で2026年シーズン最初のスプリント(19周)が行われた。気温14℃、路面温度13℃という低いコンディションの中、レースは波乱含みの展開となった。
レースはポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)が主導権を握り、フェラーリ勢との激しいトップ争いを制してポール・トゥ・ウィンを達成した。
2位には0.674秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位には一時トップに立っていたルイス・ハミルトン(フェラーリ)が入り、フェラーリ勢が速さを見せた。
一方、昨シーズンまで王者だったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はスタートで痛恨の出遅れを喫し、最後尾まで後退。そこから猛追を見せたものの9位に終わり、ポイント圏外という異例の結果となった。
レース中盤にはニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)がコース上でストップし、バーチャル・セーフティ・カー(VSC)が導入された。このタイミングで各車が一斉にピットへ入り、戦略にも大きな影響を与えた。
オープニングラップでイザック・ハジャー(レッドブル)と接触し、10秒ペナルティを科されていた新人アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、このVSC中にペナルティを消化。それでも5位でフィニッシュし、強さを示した。
また、13位スタートのリアム・ローソン(レーシングブルズ)はハードタイヤ戦略を成功させ、7位入賞を果たした。
一方、チームメイトのアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は1周目の混乱の中でスピン。その後ピットに戻り、リタイアとなった。
スタートで唯一ソフトタイヤを選択したハジャーは、タイヤの消耗に苦しむ展開となった。
ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載するアストンマーティン勢は、今回も厳しい戦いとなった。フェルナンド・アロンソが17位、ランス・ストロールが18位に終わり、入賞には届かなかった。
しかしPUに大きなトラブルはなく、走行を重ねて完走できたことは前進と言える。ただ、依然としてライバルとの差は大きく、苦しい状況が続いている。
【F1中国GPスプリント:タイム差】ラッセル勝利!フェラーリ善戦、アストンマーティン・ホンダは入賞圏遠く