ホンダF1実車テストも「即効薬なし」 アストンマーティン苦戦は長期戦へ

2026年04月30日(木)11:14 am

記事要約


・ホンダはマイアミで苦戦が即解決するとは見ていない

・鈴鹿後にHRC SakuraでAMR26の静的テストを実施

・振動低減と信頼性改善は進むも大幅な性能向上は期待薄


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ホンダF1は、本拠地Sakuraで実車テストを実施するなど進行が見られるものの、その成果がF1マイアミGPで劇的な改善として表れる可能性は低いとみられている。アストンマーティンF1が抱える課題は一朝一夕で解決できるものではなく、状況の打開には時間を要する見通しであり、苦戦は長期戦となる可能性が高い。

■ホンダF1、マイアミGPでの即時解決は期待せず

ホンダは、アストンマーティンと抱える課題について、直近で集中的な開発作業を行ったものの、マイアミGPで解決するものではないと警告した。

中東危機による4月の休止期間が終わりを迎える中、ホンダF1の折原伸太郎(トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)は、問題の規模は単純な性能面にとどまらないと語った。

ライバルチームがマイアミGPに大規模アップグレードを持ち込む一方で、ホンダが期待しているのは段階的な改善にとどまるようだ。

マイアミGPは、スプリント形式で開催される週末となる。

■折原伸太郎(ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)

「日本GP以降、レースのない長いインターバルとなりましたが、その約4週間は非常に充実した時間になりました。日本とイギリスで、アストンマーティンF1と緊密に連携しながら多くの作業を進めてきました」

「日本GPでは、我々の取り組みが正しい方向に進んでいると確認でき、今後も前進し続けるための大きなモチベーションとなりました。その後、鈴鹿でレースを走行したAMR26のうち1台を初めてSakuraに残し、振動の低減と信頼性の向上を目的に、静的テストを行い、一定の進歩が見られました。これにより、マイアミおよび今後のシーズンに向けて追加の対策を投入できる見込みです。ただし、この進展がパワーユニットのパフォーマンスに目に見える形で影響することはないため、ここでの大きな飛躍は期待しないほうが現実的です」

「マイアミは、2026年カレンダーの中で、初めて低速コーナーが多く登場するサーキットです。2つの長い全開区間と、複数の低速コーナーを併せ持つユニークなレイアウトで、マシンセッティングの最適解を見つけるうえで非常に興味深いコースです。PUの観点では、低速区間でのドライバビリティ(運転のしやすさ)が重要になるため、このセクターにおけるエネルギーマネジメントの最適化が、パフォーマンス最大化の大きな鍵となります。また、この区間でのエネルギーロスをいかに削減するかも重要なポイントです」

「加えて、マイアミは今シーズン最初の高温条件での週末でもあります。新レギュレーションの下でPUの温度を適切に管理することも不可欠です」

「今週はスプリントレースも実施されるため、フリー走行は90分間のFP1のみです。限られた時間で、スプリント予選に向けて新レギュレーション下におけるすべてのデータ設定を最適化し、かつ最適な冷却仕様を決定する必要があるため、FP1はより中身の濃いセッションになると考えています。」

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