・フェラーリは最多11項目を申請し、車体全体に大規模アップデート
・マクラーレン、レッドブル、ウィリアムズも7項目を投入し空力改善を狙う
・アストンマーティンは今回アップデート提出なし
フェラーリは今回、全チーム最多となる11項目を申請している。フロントウイング・エンドプレート、フロントコーナー、フロントサスペンション、フロア、ディフューザー、リアサスペンション、ビームウイング、リアウイングなど、車体全体に及ぶ大規模な空力アップデートだ。
特にフロアとディフューザー、リアウイング周辺の変更が多く、コーナリング時のダウンフォース向上と、ストレートでの空気抵抗低減を狙った内容になっている。
キャデラックは9項目を提出した。フロントウイング、ミラーステー、フロア、ディフューザー、リアサスペンション、リアコーナー、排気管ブラケットまで幅広く手を入れている。
主な狙いは、車高変化への感度を下げながら、リア側のダウンフォースを増やすこと。新規参戦チームながら、フロアとリア周辺を中心にかなり積極的な開発を進めていることが分かる。
マクラーレンは7項目のアップデートを申請。フロントコーナー、エンジンカバー、サイドポッド入口、冷却ルーバー、フロア、リアコーナー、リアウイングを変更している。
注目は「完全に新しいフロア」と「新リアウイング」だ。フロア、サイドポッド、エンジンカバー、リア周辺を連動させて空気の流れを整え、全体の空力効率を高める狙いがある。
レッドブル・レーシングは7項目を提出した。フロントウイング、フロントコーナー、サイドポッド入口、エンジンカバー、フロア、リアコーナー、リアウイングを変更している。
新しいフロア構造に合わせてサイドポッド入口やエンジンカバーを見直しており、単独パーツではなく、車体全体の流れを再調整するアップデートと見てよさそうだ。リアウイングでは、ストレートモード作動機構の取り付け部にも変更が入っている。
ウィリアムズはフロア、サイドポッド、エンジンカバー、ミラー、テールパイプブラケット、リアインパクト構造周辺、リアウイング支持部など7項目を変更した。
狙いは、冷却性能を確保しながら、リアへ流れる空気をより安定させること。フロアの感度を下げ、より広い作動領域で安定したダウンフォースを得る方向のアップデートだ。
アルピーヌはフロントコーナー、ノーズカメラ、リアサスペンション、リアインパクト構造、リアウイング、リアウイング・エンドプレートを変更した。新しいリアウイング一式を投入しており、全体の空力性能向上を狙っている。
レーシングブルズも6項目を提出。リアコーナー、リアサスペンション、フロアエッジ、リアウイング、リアウイング・エンドプレート、フロントウイングを変更している。リアタイヤ周辺の空気の流れを整え、リアウイングのダウンフォースを効率よく増やす内容だ。
メルセデスはテールパイプとフロントコーナーの2項目を変更。空気抵抗低減とリアへの流れ改善が狙いだ。
アウディはフロントサスペンション、フロアエッジとディフューザーの2項目を変更。前方の空気の流れを整えつつ、リアの効率的なダウンフォース増加を目指している。
ハースはディフューザーの1項目のみ。フロアウイングレットに追加デバイスを装着し、局所的なダウンフォース増加を狙う。
一方、アストンマーティンは今回、アップデートを提出していない。