・アントネッリ、開幕5戦4勝でライバルの見方が変わったと語る
・ラッセルとの争いは激化も、チーム最優先の姿勢を強調
・フェルスタッペンとの友情やメルセデスへの忠誠も明かす
アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年シーズン序盤の目覚ましい活躍を受け、F1のライバルたちが自分を見る目が変わったと語った。
現在19歳のメルセデスドライバーであるアントネッリは、開幕5戦のうち4勝を挙げ、年間王者を争う選手権のドライバーズランキングで大きくリードしている。金曜日には、イタリアのブリジゲッラで名誉あるロレンツォ・バンディーニ・トロフィー※を授与された。
※ロレンツォ・バンディーニ・トロフィー(ロレンツォ・バンディーニ賞):モータースポーツ界で優れた功績を残した人物やチームに贈られる名誉ある賞
イタリアの小さな町には数千人のファンが詰めかけ、ドライバーズランキング首位に立つアントネッリを歓迎した。
「こんなに多くの人が僕のために来てくれるなんて、こんな歓迎は予想していませんでした」とアントネッリは笑顔で語った。
「僕の前にこの賞を受け取った人たちの名前を考えると、シューマッハやハミルトンのような人たちがいて、それを思うとさらに感慨深いです」
しかし、選手権で43ポイントのリードを築いているにもかかわらず、アントネッリは浮かれるにはまだ早いと強調した。
「シーズンはまだ長いです。それは分かっています。チームが素晴らしい仕事をしてくれているのでうれしいですし、僕も全力を尽くすことで、その努力に応えたいと思っています」
アントネッリは、カナダGPの週末に激しさを増したチームメイト、ジョージ・ラッセルとのライバル関係についても語った。
「シーズンを通じてラッセルとの戦いは厳しいものになると思います。でも、チームを難しい状況に追い込むような激しい衝突にはしたくありません」
「2016年のハミルトンとロズベルグの戦いについて、トト・ウォルフ(代表)と話しました。彼は良かったことと悪かったこと、繰り返してはいけないことを教えてくれました。なぜなら、チームが最優先だからです」
アントネッリは、自身のパフォーマンスによって、ライバルたちの見方がすでに変わったと認めた。
「今は、彼らが僕をリスペクトして見ていることが分かります。僕が何ができるかを示したからです。僕は明確なメッセージを送ろうとしています。前に居続けたいからです。それが目標です」
一方で、成功によって自分の性格が変わったという見方は否定した。
「僕は見ての通りの人間ですし、それを変えたいとは思っていません。もちろん、コース上ではまったく違います。天使のような顔が見えるのはコース外だけです。F1はサメだらけの水槽のようなものです。食うか、食われるかです」
アントネッリはまた、サーキットを離れた場所では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と友情を築いていることも明かした。
「GTやF1のことも話しますし、プライベートなことや自分たちのことも話します。結局、パドックの外では、僕たちは普通の若者なんです」
イタリア出身のアントネッリには、母国でいつかフェラーリの赤いマシンに乗る姿を夢見る声も多い。そのことについても質問が飛んだ。
「でも今、僕はメルセデスのドライバーで、ここでとても幸せなんです」とアントネッリは答えた。
「チームは僕が子どもの頃に大きなチャンスを与えてくれて、これまでの道のりをずっと支えてくれました。だから、彼らのために全力を尽くす責任を感じています。僕はチームに借りがありますし、メルセデスでできるだけ多く勝ちたいと思っています。チームとも話しましたが、彼らは将来も僕と一緒に仕事を続けたいと考えています。来年だけではありません」
「でも、それを実現するためには、僕が良いパフォーマンスを発揮する必要があります。彼らはおそらく、2026年以降も僕と仕事を続ける計画を持っていると思います。でも、僕の側としては結果を出さなければなりません。その先は、それから見ていくことになります。」
【関連記事】
●“元祖キミ”「特別な才能がなければ4連勝は無理」新星アントネッリの偉業を称賛
|
|