フェラーリF1で始まった“心理戦” ハミルトン復活勝利で苦しむルクレールは嫉妬否定も失望

2026年06月18日(木)17:43 pm

記事要約


・シューマッハは、ハミルトンがルクレールに心理的優位を得ていると指摘

・ルクレールは不振とミスに苦しむ一方、ハミルトンへの嫉妬は否定

・ドメニカリも、ハミルトンの復活勝利を高く評価


■ハミルトンがルクレールに“心理戦”か、シューマッハが指摘

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がフェラーリ移籍後、待望の初勝利を挙げたことで、チームメイトのシャルル・ルクレール(フェラーリ)へのプレッシャーが高まっている。

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ハミルトンがすでに心理的な優位を得ていると考えている。

シューマッハは『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュラント)』に次のように語った。

「今、2人の間で心理戦が始まっています」

「彼らが決して良い関係ではないことは分かります。おそらく、かつてのニコ・ロズベルグとハミルトンのようなものです」

シューマッハは、ハミルトンが最近語った「自分が何者かを思い出した」という発言は、批判者だけに向けたものではないと考えている。

「現時点で、ルクレールは自分に過度なプレッシャーをかけているだけです」とシューマッハは語った。

「ルイスはとても巧みにやっています。通常の状況では、自分がルクレールより速く走れないことを分かっていますが、彼を少し追い込もうとしているのです」

「シャルルは、なぜ以前のようにコンマ6〜7秒(0.6〜0.7秒)の優位を築けないのか理解できず、クルマを攻め過ぎ始めています」

シューマッハは、ウィリアムズ時代にファン・パブロ・モントーヤと組んだ自身のF1キャリアでも、同じようなパターンがあったと経験を語った。

「ただ走り続け、プッシュし続ける。そしてやり過ぎるか、シャルルのようにミスをするのです」

ハミルトンがジョージ・ラッセル(メルセデス)を上回り、ランキング2位につけている現在、シューマッハはメルセデスがシーズン序盤よりもはるかに厳しい戦いに直面していると考えている。

「メルセデスにとっては、間違いなく厳しくなるでしょう」とシューマッハは語った。

■ルクレールは嫉妬を否定「感情があるとすれば失望」

一方、ルクレールはハミルトンの初勝利に嫉妬はないと強調している。

「チームは本当にそれに値するので、僕はチームのためにうれしく思っています。そしてルイスも、とても懸命に取り組んできました。今はクルマにより快適さを感じています」

「今は、僕が取り組む番です。率直に言って、嫉妬はありません。ただ、家に持ち帰る感情があるとすれば、それは失望だと思います。だから今はリセットして、次のオーストリアGPでもっとクリーンな週末にできることを願っています。そしてどうなるか見てみます」

■ドメニカリも称賛「まだ戦えることを示した」

F1のCEOであるステファノ・ドメニカリも、ハミルトンが再びトップに戻ったことを喜んでいる1人だ。

ドメニカリは『DAZN(ダゾーン)』に次のように語った。

「このスポーツでそれだけのレガシーを築いてきたのであれば、それは敬意の表れです。周囲から退くべきだと言われるような困難な時期に、自分がまだ戦えることを示したのです。そこで戦い、勝つというのは信じられないことです。とてもうれしく思います。」

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