フェラーリの復調は、ライバルであるメルセデス陣営にも強い印象を残した。とりわけバルセロナ・カタルーニャGPで投入されたアップデートは、単なる小変更ではなく、マシンの性格そのものに影響を与える大規模なものだったと見られている。
メルセデスF1代表のトト・ウォルフは、フェラーリの進歩がある意味で驚きだったことを認めた。
ハミルトンについて問われると、ウォルフ代表は笑いながらこう語った。
「私の古い友人ですか? 年を取っているという意味ではありませんよ。そう言うと彼が怒りますからね!」
「彼は気分が良く、自分の好みに合うマシンを手にしたとき、とてつもなく速くなります。私たちはマクラーレンが速いと考えていましたが、フェラーリが強かったですね」
今回のフェラーリは、バルセロナGPに空力面を中心とした大きなアップデートを持ち込んだ。具体的には、リア排気まわりやリアウイングなど、マシン後部の空気の流れに関わる部分に手が入れられており、車体後方の安定性や効率を高める狙いがあったと見られる。
ハミルトン自身も、マラネロのスタッフの仕事を高く評価しており、アップデートによってメルセデスとの差は「コンマ1秒未満」まで縮まったと語っている。昨年から求めてきた変更が反映され、自分が望む方向にマシンが近づいたことも、復調の大きな要因になっているようだ。
ウォルフ代表は、フェラーリのバルセロナGPでのアップデートに触れ、再び笑みを浮かべながらこう語った。
「彼らは、実質的にマシン全体を変えてきました」
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、新しいレギュレーションがハミルトンのドライビングスタイルに合っているのだと見ている。
「ハミルトンは新しいコンセプトに非常にうまく適応しているように見えます」とラルフ・シューマッハは語った。
「新しい空力、少ないグリップ、より幅が狭く、機敏で、ある意味でコーナーに投げ込めるようなマシン。それが彼にはより合っているようです」
「その点は認めなければなりません。称賛に値します。彼は常に良いレースをしてきたわけではありませんが、最近は素晴らしい仕事をしています。」
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