フェラーリの開発プログラムをめぐり、F1の予算上限の範囲内でどのように運営しているのかについて、ライバルチームから新たな疑問の声が上がっている。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が、上位チームによるアップグレード投入の多さに驚きを示した後、メルセデス代表のトト・ウォルフは今度はフェラーリを名指しした。
「フェラーリがあのような形で、これほど大規模なアップグレードをマシンに投入できていることには、私たちも少し驚いています」とウォルフは語った。
「私の見方では、彼らはまもなく予算を使い切るはずです。なぜなら、私たちにはそれができないからです。彼らほど多くのパーツを投入できるような予算の余裕は、私たちにはまったくありません」
フェラーリはオーストリアで、ADUOに基づくエンジンアップグレードの第1段階を投入した。これは、すでに積極的に進めている開発プログラムにさらに加わるものだった。
「シーズン終盤までに、彼らがこれ以上パーツを投入できなくなることで、この状況が変わることを望んでいます」とウォルフは続けた。
「少なくとも、理屈の上ではそうなるはずです。なぜなら、開発ペースを落としていないのはフェラーリだけだからです」
「マクラーレン、レッドブル、そして私たちを見ると、大きなアップデートはモントリオールに投入した1回だけです。その間に投入しているのは小さなパーツです」
「レッドブルやマクラーレンも同じだと思います。ただ、フェラーリはこの点での開発能力に限界がないように見えます。しかも、そのうえで新しいエンジンもすでに準備できていました」
「つまり、彼らは6か月前にはその開発を始めていたに違いありません」
一方、フェラーリは、新しいADUOパッケージを投入しても、エンジン性能ではメルセデスに大きく遅れていると主張している。
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、次のように語った。
「僕たちは非常に懸命に作業を続け、次のアップグレードをできるだけ早くマシンに投入する必要があります」
「メルセデスと戦っていると、単にパワーが足りないという感じではありません。むしろ、1周を通して使えるエネルギーの問題です」
「メルセデスは、そこに明らかなアドバンテージがあるように見えます。まさにそこを改善する必要があります」
ハミルトンはさらにこう付け加えた。
「金曜日には、ストレートで0.6秒失っていました」
「その差を1シーズンのうちに埋められるかどうかは分かりません。後半に前進できるかもしれませんが、まずはシルバーストンのように長いストレートがある厳しいレースが控えています」
チーム代表のフレデリック・バスールも、忍耐が必要だと強調した。
「エンジン面では、シーズン開幕時から不足している部分がありました。私たちは、それが現状であることを分かっていましたし、今も分かっています」
「ADUOがあっても、すべてを一夜にして解決できる魔法の杖があるとは考えられません。私たちは改善していきますが、時間はかかります。エンジンについては、さらに時間がかかります」
実際、バルセロナでフェラーリが見せた力強い勝利の後、オーストリアではより難しい週末となり、ハミルトンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)は先頭のペースに届かなかった。
「メルセデスやマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と戦うために必要なペースはありませんでした」とバスールは日曜日のオーストリアGP後に認めた。
ただし、ルクレールはフェラーリのアップグレードが問題だったとは考えていない。
「バルセロナでは、僕たちはおそらく最も強いマシンのひとつでした。投入したアップデートも機能していました」
「今週末の問題がアップデートだったとは思いません。このマシンはとても繊細です。セットアップが正しくなければ、大きな代償を払うことになります。」
TopNewsをフォロー・購読