レッドブルのマックス・フェルスタッペンを巡る移籍の憶測が、ベルギーGPの開催地スパ・フランコルシャンで再び加熱している。
父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルミューレンが、ベルギーGP週末の金曜日にそれぞれマクラーレンのホスピタリティユニットに入る姿を目撃され、新たな憶測を呼んでいる。
今回の訪問は、2人が数日前にアムステルダムで、元レッドブルF1アドバイザーのヘルムート・マルコ博士と会っていたことに続くもので、4度のF1世界王者フェルスタッペンの将来を巡る憶測はさらに強まっている。
フェルスタッペン陣営に近い関係者は、今回のマクラーレン訪問について、新たに発表された「Verstappen.com Racing(フェルスタッペン・レーシング)」と、15歳のマクラーレン育成ドライバー、ドリース・ファン・ラングンドンクとの提携について話し合うためだけのものだったと説明している。
それでも、この目撃情報を受け、フェルスタッペンがレッドブル以外の選択肢を引き続き検討しているのではないかとの見方は強まっている。
こうした中、F1界のレジェンドであるニキ・ラウダの息子、マティアス・ラウダは、フェラーリもフェルスタッペンの獲得を検討すべきだとの考えを示した。
オーストリア紙『Österreich』に対し、ラウダは次のように語った。
「マックスは賢いです。『どんな選択肢があるのか』『来年、どこなら最高のマシンを手にできるのか』と自問しています。レッドブル以外なら、残るのはメルセデスとフェラーリだけです。これまで、メディアでフェラーリの名前がほとんど出てこないのは驚きです。もし僕がフェラーリなら、少なくともフェルスタッペンと話はします。マックスは、マシンの能力を最大限に引き出すことができます。彼のようなドライバーは他にいません」
さらに、マルコ博士が「フェルスタッペンとルイス・ハミルトンが同時にフェラーリで共存することはできない」と考えていることについて問われると、ラウダは次のように続けた。
「ルイスが来年どうしているかは、誰にも分かりません。ただ、結局のところ、マックスにとってはレッドブルが最善の選択肢かもしれません。どうやらレッドブルのエンジンもそれほど悪くないようですし、F1では状況があっという間に変わります」
一方、ベルギーGPの金曜フリー走行では、フェルスタッペンは無線でダウンシフトへの不満を訴えたものの、走行後には前向きな手応えを口にした。
「マシンはかなり良い状態にあります。FP2では実際の差が見えましたが、それは予想どおりでしたし、心配するようなものではありません。バランスもかなり良かったです」
レッドブルは、革新的な「マカレナ」仕様のリアウイングで発生した信頼性トラブルを受け、従来仕様のリアウイングへ戻している。
テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、早ければ次戦ハンガリーGPで改良版を再投入する考えを明らかにした。
「ハンガリーGPまでには準備を整える必要があります。私たちがこれまでに何を行い、今後どのように修正するのかは、すでにFIAに示しています。現在は慎重に進めています。リスクは一切取りたくありません。100%確実な状態にしたいのです」
問題がリアウイングの作動機構にあったのかと問われると、ワシェは笑みを浮かべながらこう答えた。
「それも関係しています。申し訳ありませんが、私たちが具体的に何をしているのかを詳しく説明することはできません。その部分は、このウイングの優位性に関わるからです。このウイングを使うことで、さらなる速さを得られます」
一方、フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は、チームが採用する同様のコンセプトでは、同じ問題は発生していないと説明した。
「私たちのウイングは、レッドブルのものとは作動方式が異なります。問題は起きていません。当初は準備が少し遅れていたため、最初の2〜3戦ではそのウイングを使用しませんでした。第4戦を終えた後、レースで使い始めました。」
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