アウディは、F1プロジェクトで予想を上回る滑り出しを見せるなか、今季利用できるADUO(追加開発およびアップグレード機会)をすべては使わない方針だ。
アウディのレースディレクターを務めるアラン・マクニッシュは、次の大規模なパワーユニット(PU)のアップグレードは2027年になるとの見通しを示した。
PUメーカーにもコスト上限が設けられており、今後の開発に備えて資金を残すという。
元トヨタF1ドライバーのマクニッシュは、次のように語った。
「バルセロナ・カタルーニャGPでは、ADUOを活用し、小規模な改良をすぐに投入しました。それはうまく機能し、前進につながりました。より大規模なアップデートは、おそらく2027年になるでしょう。したがって、それまではPUに大きな変更はないでしょう」
マクニッシュは、目先の成果と長期的な計画とのバランスを取る必要があると説明した。
「資金を一度にすべて使い切るわけにはいきません。使い切れば、その後に戦うための余力がなくなります。だからこそ、過度な期待をしないようにする必要があります」
アウディの耐久レースドライバーとしても活躍したマクニッシュは、チームがF1参戦開始から11戦を終えた現状を前向きに評価した。
「私たちは現在も中団にいて、トップチームとの差は大きいです。しかし、F1参戦後、まだ11戦しか終えていないことを考えれば、中団は悪くないスタート地点だと思います」
元ハースF1代表で、現在はTech3 MotoGPチームの共同オーナー兼CEOを務めるギュンター・シュタイナーは、アウディが進歩を続ければ、同チームのシートは将来的に多くのドライバーにとって魅力的になると考えている。
シュタイナーは、ポッドキャスト『The Red Flags Podcast』で次のように語った。
「アウディは、かなり興味深い移籍先です。順調に進歩していますからね。そのため、シートが空けば、かなり多くの候補が現れると思います。カルロス・サインツが名乗りを上げるのは間違いないでしょう」
シュタイナーは、ジョージ・ラッセルも将来的にメルセデス以外の選択肢を検討する可能性があるとみている。
「彼は、この先ずっとアンドレア・キミ・アントネッリとチームメイトを続けたいとは思わないでしょう。そうなれば、自分が二番手に甘んじることになると分かっているからです。だから、彼は新たな機会を探しているのです。」
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