【F2】2027年型マシンを発表!F1に近い走りへ 接近戦を目指し、スピン後の自力再始動も可能に

2026年09月23日(水)16:52 pm

記事要約


・F2が2027~2029年の新型マシン発表。ウイングとフロアを見直し、接近戦を目指す

・シャシーとエンジンは継続使用し、チームのコストを抑える

・車載スターターを導入し、スピンやエンスト後の自力再始動を可能にする


■前後ウイングに加えフロアも変更、接近戦を目指す

F2は、イタリアGP開催中のモンツァで、2027年から2029年まで使用する新型マシンを発表した。空力性能を見直してレース中の接近戦を促すとともに、走行特性をF1マシンに近づける狙いがある。

新型マシンには、現行のダラーラ製シャシーとメカクローム製3.4リッターV6ターボエンジンを継続使用する。シャシーを維持するのは、チームのコストを抑えるためだ。

一方、前後のウイングは再設計された。FIAのシングルシーター部門を率いるニコラス・トンバジスによると、変更はウイングだけでなく、フロアを含む空力全体に及ぶ。現行のF1マシンに近い空力設計を取り入れ、前走車をより近い距離で追えるようにすることを目指す。

■若手の育成と公平な競争環境を重視

FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長は、若手ドライバーをF1に向けて育成することが引き続き最優先だと述べた。

イタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』に対し、次のように語った。

「このマシンは、若手ドライバーを刺激し、最高峰のレースに向けた準備を支えるよう設計されています」

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、同一仕様のマシンで競う形式がF2の根幹であり続けると強調した。

「このマシンは革新性と安全性を兼ね備え、ドライバーが技量を発揮できる公平な競争環境を維持しています。才能あるドライバーたちが最高峰で活躍する機会を懸けて戦い、自らの物語を紡いでいく姿を楽しみにしています」

■車載スターターを導入、自力で再始動可能に

F2のブルーノ・ミシェルCEOは、車載スターターの導入も明らかにした。これにより、スピンやエンストの後も、外部の助けを借りずにエンジンを再始動できるようになる。搭載に合わせ、ヒューランド※が現行ギアボックスの改良型を開発した。

ヒューランド(Hewland):モータースポーツの世界で広く知られる、イギリスの有名なギヤボックスの専門メーカー

ただし、空力変更が実際のレースにどう影響するかは、まだ分からない。ミシェルCEOは、22台が同時に走るまでは判断できないと述べている。

開発車両は2026年6月に初走行を済ませている。F2は各チームへの部品供給を同年12月と2027年1月に予定している。


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