【F1イタリアGP|決勝ダイジェスト】19番手アントネッリが母国で劇的勝利!メルセデス1-2、角田裕毅は10位入賞

2026年09月07日(月)4:30 am

記事要約


・19番手スタートのアントネッリが母国イタリアGPで逆転優勝

・ラッセルが2位、フェルスタッペンが3位。角田裕毅は10位入賞

・ルクレールが2周目にクラッシュ、アストンマーティン・ホンダは2台ともリタイア


9月6日(日)、2026年F1第13戦イタリアGPの決勝レース(53周)がモンツァ・サーキットで行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が19番手スタートから逆転優勝を飾った。

2位はジョージ・ラッセル(メルセデス)で、メルセデスが1-2フィニッシュを達成。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3位に入った。

レーシングブルズの角田裕毅は15番手スタートから10位まで順位を上げ、貴重な1ポイントを獲得した。

■19番手アントネッリが母国で劇的勝利

気温32℃、路面温度56℃、湿度39%のドライコンディションでスタートした決勝は、序盤から波乱の展開となった。

ポールポジションのピエール・ガスリー(アルピーヌ)が好スタートを決めたが、2周目のホームストレートでラッセルがオーバーテイクし、トップに浮上した。

一方、グリッド降格ペナルティによって19番手からスタートしたアントネッリは、オープニングラップで一気に12番手まで順位を上げた。

■ルクレールが2周目にクラッシュ、赤旗中断

2周目の最終コーナーでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が単独クラッシュ。リアタイヤが白線に乗った付近で突然マシンのバランスを崩し、タイヤバリアに衝突した。

セーフティカーが導入された後、マシンの撤去とタイヤバリアの修復作業のため赤旗が提示された。ルクレールは自力でマシンを降り、その後のメディカルチェックで無事が確認された。

レースはフォーメーションラップを経てスタンディングスタートで再開される予定だったが、角田裕毅がグリッド位置を修正した際にマシンを斜めに止めたため、スタートはやり直しとなった。エクストラフォーメーションラップを経て再スタートが行われ、この件はスタート手順違反として記録され、審議対象となっている。

■フェルスタッペン、ラッセル、アントネッリが首位争い

再開後は、フェルスタッペン、ラッセル、アントネッリによる激しい首位争いが展開された。

12周目、フェルスタッペンがターン1でラッセルを抜き、トップに浮上。しかし、16周目にはラッセルがフェルスタッペンを抜き返し、首位を奪還した。

その直後、追い上げてきたアントネッリもフェルスタッペンをオーバーテイク。18周目のターン1ではラッセルを抜き、トップに立った。母国の大観衆が見守るなか、19番手から怒涛の追い上げを見せ、ついにトップまで駆け上がった。

しばらくメルセデス同士の攻防が続くと、チームから「ヨーヨー状態はこの辺でやめて、フェルスタッペンとの差を広げていきましょう」と無線で指示が入った。アントネッリは「僕に後ろに居続けてほしいということですか?」と不満を漏らしながらも、指示に従った。

ラッセルにも、チームから「ペースを上げていきましょう。フェルスタッペンとの差を広げられないようなら、アントネッリと順位を入れ替えます」と指示が入った。

■VSCでラッセルがトップ、アントネッリが再逆転

レース中盤には、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がピットへ戻り、そのままマシンを降りた。

さらに、チームメイトのランス・ストロールもコース上に停止し、バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。

このタイミングでアントネッリとフェルスタッペンがピットイン。ラッセルはステイアウトを選び、再びトップに立った。
ラッセル自身は「この戦略だと、かなり不利になるのではないですか?」と不安を漏らしていた。

新品タイヤを履いたアントネッリは、ファステストラップを更新しながらラッセルを猛追した。一度はターン1でオーバーランしてグラベルへ飛び出したものの、再び差を詰めてオーバーテイクを成功させた。

アントネッリはそのままトップでチェッカーフラッグを受け、母国イタリアGPで劇的な逆転優勝を飾った。ラッセルが2位に入り、メルセデスは1-2フィニッシュを達成した。

■フェルスタッペンが3位、マクラーレン勢との争いを制す

フェルスタッペンはVSC中のタイヤ交換後、ランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を次々とオーバーテイクした。

ピアストリとの激しい攻防を制し、3位表彰台を獲得。マクラーレン勢は終盤まで4位を巡ってチームメイト同士の争いを繰り広げた。

■角田裕毅、15番手から10位入賞

15番手からスタートした角田裕毅は、序盤の混乱を切り抜けてポイント圏内へ浮上。一時は9番手を走行した。

終盤に速いペースで追い上げてきたフランコ・コラピント(アルピーヌ)に抜かれたものの、後続との約7秒の差を生かして10位を守り切り、1ポイントを獲得した。

コラピントは再スタート後に3番手へ浮上したものの、コースアウトしてグラベルに入り、15番手まで大きく順位を落とした。しかし、レース後半にペースを上げ、9位でフィニッシュした。

■アストンマーティン・ホンダは2台ともリタイア

アストンマーティンは、23周目にアロンソはトラブルのため、ピットへ戻ってリタイア。27周目ストロールも油圧系の問題によってコース上でマシンを止めリタイアした。ホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティンは、2台とも完走できず、厳しい結果に終わった。

セルジオ・ペレス(キャデラック)には、エスケープロードの走行手順に違反したとして5秒のタイムペナルティが科された。


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