アントネッリ、メキシコGPで9位以上なら史上最年少F1王者に! 今季収入は約18億円に迫る可能性も
■アメリカGPで優勝、メキシコGPで9位以上ならタイトル確定
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが、オースティンで開催されたF1アメリカGPでポールポジションから優勝し、史上最年少でのF1王座獲得に王手をかけた。
アメリカGPでの王座獲得には、アントネッリの優勝に加え、チームメイトのジョージ・ラッセルが9位以下、フェラーリのルイス・ハミルトンが5位以下になる必要があった。実際にはラッセルが8位、ハミルトンが4位でフィニッシュし、王座決定は次戦以降に持ち越された。
アントネッリは今週末のメキシコGPで9位以上に入ればタイトルを獲得し、セバスチャン・ベッテルが持つ史上最年少王者の記録を更新する。
メルセデスF1のトト・ウォルフ代表は、笑顔でこう語った。
「キミの世界選手権制覇は、99.9999%決まっています。メキシコで決めれば、テキーラで祝勝会です。何らかの理由でメキシコでは決まらなくても、1週間後にブラジルでカイピリーニャを飲んで祝うだけです!」
ウォルフ代表は、20歳のアントネッリが祝杯を挙げるには、そもそもオースティンは理想的な場所ではなかったかもしれないと冗談を飛ばした。
「彼はここでは、お酒を飲めませんからね」
■王座への注目を意識しながらつかんだ勝利
アントネッリは、平静を装っていたものの、実際にはそれほどリラックスして週末を過ごせたわけではなかったと認めた。
「もちろん、いろいろな話がありました。正直に言うと、木曜日にはタイトルなどの話題がたくさん出ていましたし、僕はそれを一切気にしないように努めていました。でも、今日は僕にとってもチームにとっても、とても重要な結果でした」
ウォルフ代表は、その走りを高く評価した。
「今日は本当に、まだ王座こそ決まっていませんが、チャンピオンにふさわしい走りでした。私たちは9年間にわたって彼を育て、多くの時間を注いできました」
ドイツ紙『Bild(ビルト)』によると、メルセデスはアントネッリの育成に約2000万ユーロ(約35億2300万円)を投じてきたという。また、ボーナスを含むアントネッリの2026年の収入は、1000万ユーロ(約17億6150万円)に迫る可能性があると報じている。
※1ユーロ=176.15円で換算。
2010年にベッテルが初タイトルを獲得したときのことを覚えているかと聞かれると、アントネッリは笑って答えた。
「当時は4歳でした。ホットウィールで遊んでいたことは覚えていますが、彼がタイトルを獲得したことは覚えていません」
■ラッセル、チームメイトとのペース差に困惑
一方のラッセルは、またしても厳しいレースを強いられ、チームメイトとのペース差に戸惑いを見せた。
「一言で言えば、今日のペースはひどかったです。単純に、僕には十分な速さがありません。チームメイトにこれほど離されるのは、奇妙な感じです。」




