「手話の方が安上がりかも」フェルスタッペンが無線トラブルに皮肉、レッドブルF1は次期エンジニアを評価
■ランビアーゼの後任候補ハート、移行の一環で無線を担当
マックス・フェルスタッペンの次期レースエンジニア候補であるトム・ハートが、アメリカGPで初めてレース週末を通じて無線交信を担当し、レッドブルから高い評価を受けた。
無線トラブルが再発し、いくつかのミスも注目を集めたが、チームはハートの仕事ぶりを称賛した。
ハートは2012年からレッドブルに在籍し、2020年からフェルスタッペンのエンジニアリングチームに加わっている。マクラーレンへ移籍するジャンピエロ・ランビアーゼの後任として準備を進めており、正式な交代は、おそらく2027年からとなる見通しだ。
アメリカGPでは、その移行の一環としてハートがフェルスタッペンとの無線交信を引き継ぎ、ランビアーゼが引き続き舞台裏から支援した。
レッドブルF1のローラン・メキース代表は、ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に次のように語った。
「トムは素晴らしい仕事をしてくれました。初めてピットウォールに立つのは、やはり特別なことです。今日のようにレース中の対応が難しい状況では、簡単ではありません。本当に見事な仕事をしてくれました。もちろん、私たちもサポートしました。ジャンピエロも舞台裏から彼を支えていました」
■無線トラブルが再発、フェルスタッペンが不満
一方、フェルスタッペンには、前戦シンガポールGPに続いて無線トラブルが発生した。
通算4度のF1王者であるフェルスタッペンは、繰り返される不具合にいら立ちを隠さなかった。
「今年はもう何回目なのか、僕にも分かりません。いっそ手話でやり取りした方がいいのかもしれません。その方がたぶん安上がりでしょう。ひどい状況です。正直、本当にいら立ちます」
■連勝は2でストップ、ペースとスタートに課題
フェルスタッペンは決勝を3位で終え、連勝は2で止まった。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリのペースについていけず、2位争いでもフェラーリのシャルル・ルクレールに敗れた。
メキース代表は、レッドブルには単純にペースが足りなかったと認めた。
「今日はキミの方が明らかに速かったです。私たちが彼についていくのは不可能でした」
また、RB22にはタイヤの摩耗を増大させ、パフォーマンスを損なう問題もあったと説明した。
レッドブルはスタートでも苦戦が続いており、フェルスタッペンとイザック・ハジャーは、ともに発進直後から厳しい状況に置かれている。
「スタートに関して、私たちが他チームの基準となるレベルにないことは分かっています。まだ取り組むべきことはたくさんあります。ほかの改善については、来年まで待たなければなりません。」




