「僕のマシンに乗ってみて」フェルスタッペンがCOTA責任者に反論 F1アメリカGPの激しい凹凸にノリスも頭痛薬を服用
■路面は「非常に良い状態」とする責任者に反論
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、オースティンの激しい路面の凹凸への懸念を軽視したサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の責任者、ボビー・エプスタインに反論した。
アメリカGPのプロモーターであるエプスタインは、米スポーツ専門局『ESPN』に対し、ターン1付近の1カ所のくぼみを除けば、路面は全体的に「非常に良い状態です」と説明。フェルスタッペンも実際に走れば、思ったより良いと感じるかもしれないと示唆していた。
しかし、実際に走行したフェルスタッペンの評価は違った。スウェーデンの配信サービス『Viaplay』に対し、次のように語った。
「それなら、僕のマシンに乗ってみてほしいです。5周以内には、もう走りたくないと言って降りてくるでしょうね」
フェルスタッペンによれば、問題はターン1だけでなく、ターン19や、ターン4から5にかけての高速区間にも及んでいるという。
「この路面の凹凸は普通ではありません」
■身体への影響を告白、ノリスも頭痛薬を服用
フェルスタッペンは、身体への深刻な影響も明かした。
「何度か画像検査を受けましたが、腰の辺りにある一部の椎間板は、もう残っていないのが分かります。ターン1とターン19の手前では、凹凸を通過する前にシートから体を浮かせています。そうしないと、とても耐えられません。薬を飲んで、何とかしのいでいます」
ほかのドライバーも同様の懸念を示している。現F1世界王者であるマクラーレンのランド・ノリスも、毎セッション前に頭痛薬を服用していると語った。
「ターン19はかなりひどいです。僕たちはF1で走っているのですから、何か対策を取れるはずだと思います」
GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の理事を務めるウィリアムズのカルロス・サインツは、最も大きな凹凸について「FIA(国際自動車連盟)の基準を満たしていると判断すべきではありませんでした」と指摘した。
アルピーヌのピエール・ガスリーも、オースティンは自身の記憶にある限り、最も路面が荒れたF1サーキットだと評した。
一方、異論を唱えた中心人物は、フェラーリのルイス・ハミルトンだった。
「みんな不満を言っていますが、僕は41歳でも背中は何ともありません」と冗談を交え、次のように語った。
「確かに凹凸はありますが、問題ないと思います」
■FIAが改善策を協議、フェルスタッペンは基礎からの改修を要求
オースティンからの報道によれば、FIAはドライバーズミーティングを受けて訴えを重く受け止め、今後の開催に向けてどのような改善が可能か協議しているという。
フェルスタッペンは、路面の部分的な補修だけでは、もはや不十分だと訴えた。
「路面のさらに下まで調べる必要があります。最終的には、FIAとF1がこの問題にもっと厳しく対応すべきだと思います。路面を掘り起こして、その下にしっかりとした基礎を造らなければなりません。」




