ザウバー創業者、ツェンダー退任は「完全に予想外」 アウディF1の発表方法にも批判

2026年11月04日(水)0:05 am

記事要約


・アウディが組織再編の一環として、ツェンダーの12月末退任を発表

・1988年に迎え入れたザウバーも「完全に予想外」と驚き

・在籍39年の功労者を巡り、本人のコメントがない発表に批判


■39年間チームを支えたツェンダーが年末に退任へ

現在のアウディの前身チームを創設したペーター・ザウバーは、ヒンウィルを拠点とするチームを39年間支えたビート・ツェンダーの退任を巡り、アウディの決定に衝撃を受けたと明かした。

アウディはメキシコシティGPで、2027年に向けた組織再編の一環として、ツェンダーが12月末で退任すると発表した。

1988年にツェンダーをチームへ迎え入れたザウバーにとって、この決定は思いもよらないものだった。

83歳のザウバーは、スイス紙『Blick(ブリック)』に対し、次のように語った。

「私にとって、この知らせは単に驚きだったというだけではありません。まったく予想していませんでした」

同紙が事実上の解任とみている今回の退任について、ザウバーはそれ以上のコメントを控えた。

■本人のコメントがない発表をブノワ記者が批判

『Blick』のベテラン記者ロジャー・ブノワは、アウディの発表方法を厳しく批判した。

「品位を欠いたプレスリリースです。通常、このような状況では、本人にも発言の機会が与えられるものです」

ブノワ記者は、ツェンダーについて、単に長年勤めてきた従業員というだけでなく、チーム内の多くの人にとって「父親のような存在であり、友人でもありました」と評した。

また、ザウバーチームが資金難に陥っていた時期には、ツェンダーがチームのホテル代を自腹で支払ったことさえあったと振り返った。

ブノワ記者は、次のように締めくくった。

「ビート・ツェンダーは健康上の問題から、何年も前から仕事のペースを落としたいと考えていました。それでも、本人の言葉もない、これほどそっけない発表で送り出されるべきではありませんでした。」

Xでポスト Fbでシェア Googleで優先