ヤマハ、独自の安全判断でMotoGPカタールGPを欠場 F1中東2戦の開催にも波紋
■ヤマハは独自判断で欠場
F1のオーナーであるリバティ・メディアが抱える中東での問題が、さらに深刻化した。ヤマハが今週末のMotoGPカタールGPを欠場すると発表したためだ。
F1と同じくリバティ傘下にあるMotoGPは、カタール当局、各国大使館、独立した安全アドバイザーから安全に関する新たな保証を得たとして、11月6日から8日にルサイルで行われる大会を予定通り開催すると強調している。
しかしヤマハは、独自の評価では全社的な渡航制限を解除する「十分な根拠」が得られなかったとして、参加を見送ると発表した。
「この決定は、現在入手できる情報に基づくヤマハの評価を反映したもので、MotoGPグループと大会主催者が講じた措置とは別に下したものです」
■MotoGPは「失望」と表明
MotoGPは「失望している」と表明し、契約面と競技面への影響も警告した。
「ヤマハの決定は、MotoGPおよびIRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)との契約に影響を及ぼすだけでなく、不参加によって競技面にも影響が生じます。競技上の措置については、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が選手権規則に従って対応します」
複数のライダーは、避難計画や保険を含む詳細な保証をすでに求めており、ライダーの大多数が依然として渡航に不安を抱えているとの報道もある。
一方、カタールではFIA(国際自動車連盟)公認のカタール・インターナショナル・バハが成功裏に開催されたばかりだ。
■F1中東2戦への影響
F1ではカタールGPが11月29日、アブダビGPが12月6日に予定されているため、今回の動きはF1にとっても重要な意味を持つ。
リバティは、中東での最終2戦を開催できるか検討を続ける中、結束を保ち、開催可否の判断に向けたプロセスを信頼するよう求める書簡をF1各チームに送ったとも報じられている。
政治的にも敏感な時期であり、イランを巡る広域的な紛争が再び激化することへの懸念から、F1は米国の中間選挙前後の動向を注視しているという。




