メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、カルロス・サインツ(フェラーリ)に対して、来年メルセデスでルイス・ハミルトンの後任として考慮されていないという悪いニュースを伝えた。
チームの2025年のラインナップがほぼ確定していることを示す強力な証拠として、チームの共同オーナー兼ボスであるヴォルフはモントリオールで次のように述べた。
「若いドライバーに焦点を当てるつもりだ」
「カルロスにはそのことを説明した。我々はキミ・アントネッリに専念したい。チームの未来は彼のような若いドライバーにかかっている」と述べ、フェラーリを放出されるサインツが選択肢から外れたことを明らかにした。
■ボッタスがメルセデス復帰か
しかし、ジョージ・ラッセルが2025年のドライバーとして確定している一方で、もう一人との契約はまだ正式に決まっていないとヴォルフはカナダGPで『Sky Deutschland』に語った。
「まだ決定していないよ。他にも我々にとって興味深い候補者がいるからね」
1997年のワールドチャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、元メルセデスドライバーのバルテリ・ボッタスが2025年の単年契約の選択肢になる可能性があると考えている。現在17歳のアントネッリが1年後に加入する前のつなぎとしてだ。
「彼らは1シーズンだけのドライバーを必要としている。そのような契約に同意し、チームをよく知っている人が必要だ。ボッタスが適任だと思う」とビルヌーブは言う。
■メルセデスは3人を比較テスト
一方、ヴォルフは、最近行われたアントネッリ、ミック・シューマッハ、ジョージ・ラッセルのテスト走行で、アントネッリが他の2人よりも速かったという報道を否定した。
「これは全くのナンセンスだ」
「全員が異なるプログラムをこなしていた。全員が非常に速かったが、ジョージが他の2人よりもはるかに速かった。それが現実だ」とウォルフは断言した。