明らかに怒りを見せたマックス・フェルスタッペンは土曜日、レッドブルの一部の同僚がチームのパフォーマンス低下に「目を覚ます」必要があると述べた。
●【2024F1第13戦ハンガリーGP】決勝レースのタイム、周回数/タイムスケジュール・全セッションの結果
フェルスタッペンはハンガロリンクでの予選で、アップグレードを投入した自身の車をマクラーレンの2台が上回った後、ステアリングホイールを叩いたが、彼は『De Telegraaf』のインタビューで率直に語った。
「それがまた、苛立っている理由だ。アップデートがもっと効果を発揮することを期待していた。今のままでは、12レースは長く感じるだろう」
チームアドバイザーのヘルムート・マルコ博士は金曜日遅くに、マクラーレンの1ラップのペースが速かったにもかかわらず、アップデートされたレッドブルの方が「ロングランでは実際に速かった」と述べた。
しかしこれに対し、フェルスタッペンは異議を唱えた。
「金曜日にはすでに最適ではないと感じていたので、僕たちは異なる意見を持っているかもしれない」
「全員が状況を理解しているわけではないと思う。僕の場合、言い訳はしない。たぶん、みんなが同じ波長ではない。目を覚ます必要がある人もいるかもしれない」
■マルコの契約を調整してフェルスタッペン確保?
フェルスタッペンのコメントは、チーム内の激しい権力闘争の中で、レッドブルが最近マルコの契約を調整し、81歳のマルコが去ることでフェルスタッペンもチームを離れることができないようにしたというオランダメディアの報道を背景にしている。
レッドブルの新CEOであるオリバー・ミンツラフは、チームの和を保つためにマルコを説得し、この変更に合意させたとされ、クリスチャン・ホーナーやフェルスタッペンの父親とマックスとも関係が改善されている。そのため、フェルスタッペンが2025年もレッドブルに留まる可能性がますます高くなっている。
■敏感すぎて、遅すぎると主張するフェルスタッペン
「自分のラップは悪くなかったと思う」とフェルスタッペンはハンガリーでの予選について『Viaplay』に語った。
「ただ、クルマが十分ではない。敏感すぎて、遅すぎる。もちろん、すべてが悪いわけではないが、世界チャンピオンになるためには、これよりも良くなければならない」