ラルフ・シューマッハは、アルピーヌが甥のミックを2025年シーズンの候補として真剣に検討していなかったのではないかと疑っている。
■アルピーヌは真剣に検討していたのか?
WECの一員である25歳のシューマッハは、7月にフランスのポール・リカール・サーキットで開催された直接対決に招待され、2025年の候補者であるジャック・ドゥーハンと共に、2年落ちのアルピーヌをドライブした。最終的にはドゥーハンがハースに移籍するエステバン・オコンの後任としてレースシートを獲得したが、シューマッハの叔父ラルフはこのシュートアウトテストが「不公平だった」と『Sky Deutschland』に語っている。
「ミックは午後に走行し、ジャック・ドゥーハンは午前中に走行した。私もそこにいた。午前9時に走れば2秒半速かった。というのも、午後は気温38度で風も強かったからだ。そのようなテストのアプローチを取るなら、彼らが真剣に取り組んでいたのか疑問に思う」
ラルフ・シューマッハはまた、先週ザントフォールトで2025年のレースシートをドゥーハンが獲得したことについて、ミックがインスタグラムを通じて知ったことにもアルピーヌチームのマネジメント陣営を非難している。
「チームが完全に迷走していると言えるだろう。フラビオ(ブリアトーレ)は今や全てを支配している」
■ドゥーハンも「奇妙だった」と振り返る
21歳のドゥーハンもシューマッハとの直接対決が「奇妙だった」と認めている。
「奇妙だった。隣に誰がいても自分の仕事をこなすだけだった。結局は、その結果に関わらず、僕はこのシートを獲得するために最前線に居ようとしていたよ」