ウィリアムズ・レーシングは、F1メキシコGPとF1ブラジルGPで施す、黄色い特別デザインを発表した。エンジンカバーにはパートナーである『メルカドリブレ(Mercado Libre)』の象徴的な握手のロゴと黄色のブランドロゴが目立っている。
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このデザインは、F1カレンダーのラテンアメリカラウンド期間中、ウィリアムズと『メルカドリブレ』の「スピードとイノベーション」に対する情熱を称えるものだという。
18カ国で1億人以上のユーザーを持つEコマースおよびデジタル決済の大手企業である『メルカドリブレ』は、ラテンアメリカで最速の配送サービスを提供している。アルゼンチンで設立され、NASDAQに上場しており、フランコ・コラピントのF1レースシート昇格を受けて、8月にウィリアムズのオフィシャルパートナーとなった。
■ウィリアムズに黄色が復活するのは31年ぶり
ウィリアムズのエンジンカバーに黄色が復活するのは、31年ぶりとなる。1983年に初めてFW08Cに黄色が採用されて以来、1993年までにさまざまなパートナー企業との印象的なカラーリングに常に黄色が使われ、チームの114勝中55勝、コンストラクターズ・タイトル9回中3回、ドライバーズ・タイトル7回中3回を黄色のカラーで獲得した。この中には、FW11Bを駆ったネルソン・ピケの1987年における3度目にして最後のタイトル獲得も含まれている。
■コラピントは現地テレビCMにも登場
また、2つのレースではドライバーのレーシングスーツにも黄色が取り入れられ、ブラジルGPでは『Mercado Libre』のスペルがポルトガル語の『Mercado Livre』に変更される。さらに、大活躍中のコラピントは、この地域におけるパートナーシップを宣伝する新しいテレビコマーシャルにも出演するという。