角田裕毅のレッドブル昇格はアブダビGP次第!ペレスに「2つの道」を提示?ローソンはなぜ高評価なのか?

2024年12月06日(金)9:15 am

レッドブルの2025年のドライバープランが徐々に明らかになってきた。

■レッドブル、ペレスに「2つの道」を提示

まず、セルジオ・ペレス(34歳)がマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてのシートを失う見通しだ。

『ESPN』や『Fox Sports』のメキシコ支局によると、レッドブルはペレスに「引退」を表向きに発表させる形を検討しているという。また、ペレスには選択肢が提示されているとされ、自主的な引退とアンバサダーやリザーブドライバーとしてチームに残る道、もしくは解雇手当を受け取る形で完全に離脱する道だという。

クリスチャン・ホーナー代表は「彼には大きな敬意と感謝を持っているが、今の状況は彼にもチームにも厳しいものだ」とコメントし、最終的な決定はアブダビGP後に下される見込みだ。

■ユウキはものすごく速いけど・・・

次に、ペレスの後任のドライバーを誰が務めるかだ。ホーナーとヘルムート・マルコはフランコ・コラピント起用の噂を否定し、「自分たちのプール(RBドライバー)の中から選ぶ」と明言した。

おそらく最有力候補はリアム・ローソンと見られているようだが、角田裕毅も選択肢に含まれる。ただし、ホンダが2025年でアストンマーティンに移行する点や、角田の一貫性や性格面への懸念が障壁となっているようだ。

マルコはまだ22歳のローソンを明らかに支持しているようだ。

「ローソンはブルース・マクラーレンやデニー・ハルムを思い出させる。地に足がついていて、精神的に強い」とマルコ博士は『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』で称賛。

一方で角田については「ユウキはものすごく速いが安定していない。それに、日本人としてはかなり規律に欠けているが、それは改善されてきている」と評した。

■仕事ぶりを間近で見ているRBバイエルCEOが2人を評価

角田はローソンより2歳年上で、F1で4シーズンを経験しており「非常に本能的」で「信じられないほどの基本的なスピード」を持っていると、RBのピーター・バイエルCEOは同意しているようだ。しかし、「リアム(ローソン)よりもやや変動が大きい」とも述べている。

また、バイエルは2人の仕事ぶりをこう語った。

「リアムは非常に分析的だ。彼はラジオで非常に冷静で、多くの時間をデータを見たり、エンジニアとそれを実行したりすることに費やしている」

「ユウキは昨年から、肉体面でも精神面でも大きな進歩を遂げた。彼は自分の能力のピークに達しつつあるのが分かる。私は彼がこのチームにとって重要な存在だと思っている。私は彼が(レッドブル・レーシングで)間違いなく準備ができていると思っている。時々、まだ自分の感情をコントロールするのが難しいかもしれないが、それは彼にとって最後のちょっとしたミスだと思う。それ以外は、グリッド上で最高のドライバーの一人だと言える」

「チャンスが巡ってくれば、ユウキもリアムも...率直に言って、ふたりとも挑戦するだろう」

つまり、角田はこれ以上速さを証明する必要はなく、落ち着きと安定感を示せばいいということのようだ。

■RBに乗るのはハジャー?

また、どちらが抜擢されるにせよ、RBの空席にはフランス系アルジェリア人ルーキーのアイザック・ハジャーが昇格する可能性が高まっている。

「もちろん、自分が次の候補なのは事実だよ」とハジャー本人もコメントしており、F1デビューに向けた準備が進んでいるようだ。

「つまり、まだ確定したわけではないんだ。だからもちろん何も言えない。まだ公式発表されていないので、来年自分が何をやっているかはお伝えできないよ。」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック