アントネッリは次世代の王者か ウォルフ代表「長いF1キャリアが彼を待っている」

2026年05月10日(日)4:30 am

記事要約


・アントネッリは19歳ながら3連続ポール・トゥ・ウィンを達成し、F1で歴史的な快挙

・ウォルフは、長期的な視点でアントネッリの成長を見守る必要性を強調

・将来は多くのタイトル獲得の可能性も指摘、過度な期待には慎重姿勢


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■シナーか、アントネッリかイタリア国内で人気沸騰のアントネッリ

メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、アンドレア・キミ・アントネッリを巡る急激な過熱ぶりを改めてけん制した。一方で、アントネッリが今後長期間にわたりF1でトップに立つ可能性があることも認めている。
19歳のメルセデスF1ドライバーであるアントネッリは、今シーズン序盤から歴史的なスタートを切った。3戦連続ポール・トゥ・ウィンを達成し、チームメイトのジョージ・ラッセルに対して明確な差を築いている。

しかしウォルフ代表は、特にイタリア国内で期待が急激に膨らみすぎていると語った。

イタリア紙『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』に対し、次のように述べている。

「イタリアでは、私たちは浮足立たないように努めています。サッカーのイタリア代表がワールドカップ出場を逃して以来、今やイタリアはシナー※とアントネッリ一色になっています」

※シナー:ヤニック・シナーのことで、イタリア出身の男子プロテニス選手

「彼らはスーパースターです。スポンサーからの依頼や招待も増えていますし、私たちはそれを何とかコントロールしながら、キミが安心して仕事に集中できる環境を整えなければなりません」

■ウォルフ代表、イタリア国内での過熱ぶりに懸念

現在イタリアでは、世界ランキング1位のテニス選手ヤニック・シナー(24歳)とアントネッリを比較する声が絶えない。しかしウォルフ代表は、そうした比較は時期尚早だと警鐘を鳴らす。

「イタリアでは常に比較されています。しかし、キミはまだF1で3勝しただけで、シナーは長年勝ち続けている世界ランキング1位です。これはまだ始まりにすぎません。私たちは長期的に物事を考えなければなりません」

■ウォルフ代表、アントネッリの将来性を高く評価

そうした慎重な姿勢を見せる一方で、ウォルフ代表はアントネッリを非常に高く評価していることも明かした。

「キミには長いF1キャリアが待っています」

さらにイタリアのスポーツ新聞である『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば、ウォルフ代表は次のようにも語っている。

「今後10年、あるいは15年の間に、キミは多くのタイトルを獲得できるでしょう」

ただしウォルフ代表は、まだ10代のアントネッリを過度に持ち上げる危険性も強調した。

「私たちは期待を過剰に高めることで、期待という名の城を壊したくありません。なぜなら、キミが一度レースで失敗すれば、人々はすぐに『あのスーパースターはどうなってしまったのか』と言い始めるからです。私たちには、浮き沈みがあることを理解したうえで、成長の道筋を見守る必要があります。それは彼の年齢なら当然のことです。彼はまだ19歳です。私が19歳だった頃には、一人で飛行機に乗ることすらできなかったでしょうし、おそらく空港のターミナルにたどり着くことさえ難しかったかもしれません。それを考えると、キミが成し遂げていることは信じられないほど素晴らしいのです。」

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