セパンで代替開催されるバーレーンGPをめぐり、チケット販売と価格について早くも混乱が生じている。
マレーシアでは10月上旬にバーレーンGPが開催される予定で、この異例の開催形態を受け、現地ではチケット需要が高まっている。
一方、ペトロナス※は、サーキットに自社名が冠されているからといって、イベント運営の責任を負うわけではないと強調した。
※ペトロナス:マレーシアの国営石油・ガス会社
「ペトロナスはイベント主催者ではないため、チケットの割り当て、販売、流通を管理・統制しておらず、これらに関する情報へアクセスする権限もありません」と同社は声明で述べた。
「チケット販売は、主催者が認可した窓口でのみ行われています」
セパン・インターナショナル・サーキットのアズハン・シャフリマン・ハニフCEOは、チケット価格の決定権はバーレーン側にあり、販売収入もバーレーン側に帰属すると明らかにした。
「チケット販売収入はすべてバーレーン側に入るため、私たちにはチケット価格を自由に決める権限がありません」とハニフCEOは語った。
「マレーシア人向けの特別価格を実現できるよう、できる限り交渉するつもりです。ただし、最終決定権はバーレーン側にあります。バーレーン側が開催権料を支払っているからです」
ハニフCEOによると、セパンとバーレーンは運営費を分担するという。
一方、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、マレーシア側の直接支出はサーキットの改修とメンテナンスに限られると述べた。
「今回は、F1運営会社への登録料を支払うことなく開催します。無料です」とアンワル首相は語った。
ハニフCEOによると、F1による初回検査では大きな問題は見つからず、路面の再舗装も必要ないという。
ただし、短い準備期間の中で、ランオフエリアやインフラの改修を進める予定だ。
「以前は、チケットを売るために懸命に努力する必要がありました」とハニフCEOは語った。
「現在、F1は世界中に巨大なファン層を築き、乗り遅れたくないという心理も生み出しています。開催の発表以降、スポンサーシップやフェスティバル、商業活動に関する問い合わせが寄せられています。うれしい悩みです」
ハニフCEOは、F1カレンダーへの恒久的な復帰に関する話し合いは、今回の一度限りのレースが終わってからになると述べた。
「まずは、この大会の開催に集中します」とハニフCEOは語った。
「すべての関係者から信頼を得て、特別な大会を実現できれば、その時に将来を検討できるかもしれません」
F1は、放送局、スポンサー、商業パートナーから契約に基づく請求を受ける可能性を避けるため、少なくとも22戦を開催する方針だ。
さらに、緊急時の代替案として、イモラやブラジルでの2戦目も検討されたと報じられている。
残る中東でのF1開催に対する懸念は、WEC※が中東情勢の悪化を理由にカタールとバーレーンの終盤2戦を中止したことで、さらに強まっている。
※WEC:FIA 世界耐久選手権(World Endurance Championship)
これらのレースは、バルセロナ・カタルーニャとイタリアに置き換えられた。
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