大事故後もめまい続くパジェノー、キャデラックF1で人生再建「ありがとうとしか言えない」

2026年08月10日(月)6:00 am

記事要約


・2023年の事故から3年後も、疲労の度合いによって激しいめまいに襲われるパジェノー

・シミュレーター初日の片頭痛や吐き気を経て、作業に徐々に適応

・技術面の専門性を生かし、キャデラックのF1マシン開発に貢献


2016年のインディカー王者で、2019年のインディ500優勝者でもあるシモン・パジェノーは、2023年のクラッシュ後もめまいなどの症状が続くなか、キャデラックのF1プロジェクトが自身の人生とキャリアを立て直す助けになったと語った。

■2023年の大事故以来、レースから離れる

パジェノーは、アメリカのミッドオハイオでブレーキ故障に見舞われ、マシンが何度も激しく横転する事故に遭って以来、レースに出場していない。

フランス紙『Ouest-France』によると、事故から3年が経過した現在も、疲労の度合いによっては激しいめまいに襲われるという。

パジェノーは、事故の後遺症について次のように説明した。

「事故の衝撃、とりわけマシンが急激に回転したことによる後遺症があり、今でも激しいめまいに襲われます」

■シミュレーター初日は片頭痛や吐き気

パジェノーは当初、キャデラックのシミュレーターで走ることにも苦労したという。

「シミュレーターでの初日は大変でした。目の前に何度も光がちらつき、激しい片頭痛や乗り物酔い、吐き気に加え、記憶が途切れることもありました。でも、時間がたつにつれて、少しずつ物事がはっきりするようになりました」

レースができなくなったことで、自分自身を見失ったと明かしている。

「以前は、スーパーマンになったような気分でした。でも、それがすべてなくなると、自分は何の役にも立たず、完全に道を見失ったように感じるんです」

■キャデラックのF1マシン開発で重要な役割

42歳のパジェノーは、キャデラックのF1マシン開発で重要な役割を担っている。

「今はシミュレーターで走っていて、これからもキャデラックのF1マシン開発を続けていきます。技術面は、ずっと僕の専門分野でした。テクノロジーを理解し、ある意味ではそれを管理することです。このプロジェクトの一員となり、その成長を見届けながら、できる限り最高のレーシングカーにするため、あらゆる細部に取り組む機会を得られました。『ありがとう』としか言えません。」

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