カルロス・サインツは、2027年以降もウィリアムズに残留することを決めた最大の理由として、チームへの忠誠心を挙げた。
一方、今季のマシンについては、コンセプトそのものに根本的な欠陥があるとの見方を変えていない。
サインツは今季を通じて、ウィリアムズの現状について率直な意見を述べてきたドライバーの一人だ。
しかし、最初の大きなつまずきでチームを離れることは、自身がこれまで示してきた姿勢に反すると語った。
サインツはオランダのザントフォールトで、スペイン人記者団に次のように述べた。
「僕は最初から残留を最優先に考えていました。何年もここに残ると言っておきながら、最初の困難に直面した途端にチームを離れるのは、僕の性格ではありません」
サインツはスペイン紙『Marca』に対し、2027年型マシンの開発が本格化するなか、今回の決断にはファクトリーで働くスタッフへの信頼を示す意味もあったと説明した。
「このプロジェクトには、ドライバーがリーダーシップを発揮するという側面もあります。2027年型マシンを設計している全員にとって、ドライバーが自分たちを信頼していると分かることは重要です。他のチームには目を向けませんでした。僕の最優先は、ここに残る方法を見つけることでした」
しかしサインツは、ウィリアムズへの信頼が現在のマシンにまで及んでいるわけではないことも明確にした。
「僕たちは、開発の余地があまりないコンセプトを作ってしまいました。結局のところ、マシンコンセプト自体に欠陥があるからです。最初から速くなく、僕たちにはトップチームと同じペースで開発を進める力もありません。彼らには3秒もの差をつけられており、何かが機能していないのは明らかです」
サインツは、ウィリアムズが2026年型マシンの基本コンセプトを誤ったと考えている。
「流れを変えて、一からやり直す唯一の機会は来年だと思います」
サインツは、アゼルバイジャンGPで投入予定のアップデートについても、大幅な改善には慎重な見方を示した。
「バクーのアップデートが狙いどおり機能すれば、トップ10に少し近づけるかもしれません。ただ、僕たちはレーシングブルズにさえ大きく遅れていて、ハンガリーGPでは1.5秒差でした。アストンマーティンのように、まったく新しいマシンを持ち込まない限り、アップデートだけで1.5秒は縮まりません」
一方、サインツは今回の契約延長が、チームへの無条件の信頼を意味するものではないとも語った。
「だからといって、この先も悲惨な状況が続くのであれば、もちろん考え直す可能性はあります。ただ、最初のつまずきでチームを離れるのは、僕の性格ではありません。」
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