ウィリアムズとホーナー、“タイミング”で物議 復刻リバリーと自伝発売日に広がる疑問

2026年09月15日(火)17:00 pm

記事要約


・ウィリアムズ、1981年FW07Cを再現した復刻リバリーのタイミングに疑問

・9月11日の米同時多発テロから25年、同時代のビンラディン家スポンサーが議論に

・ホーナー自伝『Drive』はマテシッツの命日10月22日発売、レッドブル内部で反発


■ウィリアムズの復刻リバリー、9月11日のタイミングに疑問

スペインGPの週末をめぐり、ウィリアムズの復刻リバリーとクリスチャン・ホーナーの自伝の発売日という、2つの「タイミング」が物議を醸している。

ウィリアムズは、1981年にコンストラクターズタイトルを獲得した当時をモチーフに、白を基調としたデザインを披露した。同年には、マドリード近郊のハラマでもレースが開催されていた。

しかし、この歴史的なリバリーについては、当時のスポンサーをめぐる背景から批判の声が上がっている。当時のウィリアムズには、ビンラディン家が所有する企業がスポンサーとして名を連ねており、一部のマシンには実際に「Bin Laden」の名称も掲げられていた。

さらに、この復刻リバリーが議論を呼んだのが、その日程だった。マドリードでフリー走行が行われた9月11日は、アメリカ同時多発テロからちょうど25年を迎える日だった。モータースポーツコメンテーターのウィル・バクストンは、この判断に疑問を呈した。

「私は復刻リバリーが大好きです。ただ、今回のタイミングが適切だったのかは分かりません。世界の歴史を考えても非常にデリケートな時期ですし、極めて重大な出来事でもあります。そして、どれほど善意から生まれたものであっても、どれほど美しく魅力的な歴史的リバリーであっても、このデザインを使用することが正しいのか、私には確信が持てません」

■ホーナー自伝『Drive』、マテシッツの命日に発売で反発

一方、ドイツ紙『Bild(ビルト)』は、元レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーが、近く出版される自伝『Drive』の発売日をめぐり、レッドブル内部で新たな反発を招いていると報じた。

同書の発売日は10月22日。これは、レッドブル共同創業者のディートリッヒ・マテシッツが2022年に亡くなった命日にあたる。

『Bild』によれば、ホーナー側は、この日付を意図的に選んだとの見方を「強く否定」し、発売日の決定にホーナー自身は関与していないと主張している。

報道によれば、発売日を決めたのは出版社の『Bantam(バンタム)』だという。しかし、『Bild』によれば、レッドブル側はこの説明を受け入れていない。同紙は、レッドブル側が、ホーナーは発売日の決定に十分な影響力を行使できたはずだと考えていると報じた。

さらに、ホーナーの対応は敬意を欠くものと受け止められているという。『Bild』はまた、ホーナーが2025年にレッドブルを解任された経緯についても、自伝の中で大きく取り上げられる予定だと報じている。

ホーナーの解任をめぐる緊張が、いまだ収まっていないことを示しているようだ。

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