マクラーレンはF1アゼルバイジャンGP初日、MCL40に投入したアップグレードから前向きな兆候を確認した。新しいボディワークとフロアに加え、より高いダウンフォースを狙ったHウイングを持ち込み、FP2ではランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台に新仕様を装着した。
一方、初日はフロアの損傷などに対応しながらの走行となり、FP2でトップタイムを記録したジョージ・ラッセル(メルセデス)との差を詰めることが、次の課題となる
FP1では、ピアストリのマシンにフロントブレーキの振動が発生。さらにノリスのマシンのフロア前部が左右とも損傷し、その後ピアストリのマシンにも同様の問題が確認された。チームはセッション中に応急処置を施し、FP1とFP2の間にも暫定的な対策を実施。FP2では2台とも予定していた走行プログラムを完了した。
マクラーレンはFP1で、ピアストリに新しいHウイング、ノリスに従来仕様を装着して比較。新パッケージが意図したとおりに機能したことから、FP2では両車に新仕様を採用した。チーフテクニカルオフィサー兼チーフデザイナーのロブ・マーシャルも、初期データではシミュレーションどおりの挙動を示していると説明した。
FP1ではピアストリが6番手、ノリスが14番手。FP2ではノリスが6番手、ピアストリが8番手となり、トップのラッセルとの差はそれぞれ1.484秒、1.510秒だった。前戦スペインGPではノリスがポールポジションを獲得し、決勝で3位に入っている。バクーでは新パッケージの性能をどこまで引き出せるかが焦点となる。
ノリスはFP1で走行時間を失ったものの、FP2へ向けたチームの対応を評価した。
「今日はFP1で何周か走れず、難しいスタートになりました。理想的ではありませんでしたが、ガレージのみんながFP2に向けて2台をしっかり準備してくれました。それは前向きな点です。全体として、マシンの感触はかなりいいです」
一方で、低速区間と長いストレートを併せ持つバクーでは「ペースが足りていない」と認め、「一晩かけてデータを詳しく確認し、明日に向けて何を変えられるか見ていきます。少しでも差を縮められればと思います」と語った。
ピアストリも、トラブルでFP1の走行が一部制限されたものの、FP2では前進できたと振り返った。
「興味深く、生産的な1日でした。新しいマシンで学ぶことはたくさんありますが、僕自身としては全体的にかなりポジティブでした。FP2ではいい前進ができましたし、ロングランのペースも悪くありません」
予選に向けては「着実に改善を続け、さらにパフォーマンスを引き出して、メルセデスとの差を縮めたいです」と話した。
マクラーレンは一晩かけて初日のデータを分析し、MCL40のバランスとセットアップをさらに最適化する。アップグレードの初期反応は狙いどおりだっただけに、残る性能をどこまで引き出せるかが予選へ向けた鍵となる。
TopNewsをフォロー・購読