【F1】ホーナー新著でレッドブル時代を回顧 ニューウェイ代表、マルコ博士との亀裂を告白

2026年09月28日(月)17:53 pm

記事要約


・自伝『Drive』は2026年10月22日に発売予定

・ニューウェイ代表の退団検討で「もう頼れない」と不信感

・マルコ博士との関係の変化や自身の「好き嫌いが分かれる」評判も明かす


■新著で難しい人間関係を回顧

クリスチャン・ホーナーは、新たな自伝『Drive』の10月22日発売を前に、再びF1の話題を集めている。元レッドブルF1代表のホーナーは、著書の抜粋を通じてチームで過ごした20年間で特に難しかった人間関係を振り返っている。

その中で、現在アストンマーティンF1のチーム代表兼マネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイ代表が、大きく取り上げられている。

ホーナーは「私は彼を支え、彼も私を支えてくれていると信じていました」と書いたとされる。
「しかし、逆境の最初の兆しで、エイドリアンは船を降りようとしました」

2014年にフェラーリから誘いを受けた際、ニューウェイが退団を検討したことで、二人の関係に対する見方が変わったという。52歳のホーナーは「とても悲しく感じました」と記した。

「もう彼を頼れませんでした。私たちのパートナーシップは、以前に信じていたほど強固ではありませんでした」

■マルコ博士との関係にも厳しい言葉

元レッドブルF1アドバイザーのヘルムート・マルコ博士も、特に厳しい批判の対象となっている。ホーナーは、自身が最終的にレッドブルを解任される少し前、マルコ博士が自宅に滞在していたと振り返った。

「数日前、彼は私の家に泊まり、家族と時間を過ごしていました。それでも、何ひとつ話は出ませんでした」

一方で、自身がレッドブルで最初の機会を得るうえで、マルコ博士が重要な存在だったことは認めている。しかし、レッドブル共同創業者のディートリッヒ・マテシッツの死後、二人の関係は大きく変わったという。

「終盤、特にディートリッヒが亡くなった後、彼には実質的な役割がありませんでした。彼はいつも私を自分の弟子だと見ていたのだと思います」

レッドブルの若手ドライバーへの対応についても、厳しい見方を示した。
「私なら、あのような対応はしません。いつも私が面倒な後始末をしているように感じました」

マックス・フェルスタッペンの加入を巡っても、意見の相違があったという。

ホーナーによれば、父ヨス・フェルスタッペンへの懸念から、マルコ博士は当初、当時10代だったマックスとの契約に難色を示した。「ホーナーは、マルコ博士が『この選手はいらない。』と語ったと記している。

■自らを「好き嫌いが分かれる人物」と評す

ホーナーは、自身の評価についても率直だ。
「私は少し、好き嫌いが分かれる人物かもしれません。誰からも好かれるタイプではないことは分かっています。全員に好かれるなんて不可能です」

レッドブルからの解任理由については、最後まで明確な説明を受けなかったという。
「チームのパフォーマンスが少し落ちたと彼らが感じていた、ということ以外に、明確な説明はありませんでした」

さらに問いただすと「レッドブル・レーシングというより、クリスチャン・ホーナー・レーシングになっていた」と言われたという。

自身の退任後のレッドブルについても厳しい見方を示し、2005年から率いてきたチームは「勢い、存在感、活気を失った」と述べた。

そして、数々の論争を経験してきたホーナーは、自身に対する世間の見方について、こんな言葉を残している。
「結局、ダース・ベイダーだってヘルメットを脱げば、ひとりの人間です。そして、みんな彼を好きになります。」


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