F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行3回目、詳細レポート

2012年03月17日(土)13:34 pm

2012年F1開幕戦オーストラリアGPが3月17日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間12時)から60分間、フリー走行2回目が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温19℃、路面温度は30℃。雨の影響を受けた初日から打って変わり、この日は快晴の青空が広がった。セッション開始直後から全車がシステム確認のためコースイン。ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)はすぐにタイム計測を開始し、1分26秒982を記録してピットへ戻った。また、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)も2周目に入ったが、3コーナーへのブレーキングで止まりきれず、コースオフしてピットへ戻っている。

開始約10分で多くのクルマがコースイン。開始15分過ぎにルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップタイムを更新。ハミルトンが記録したタイムは1分26秒620。これに続いてジェンソン・バトン(マクラーレン)もタイムを更新して2番手に浮上し、マクラーレン勢の1-2体制となった。マクラーレン勢はハード側のミディアムタイヤを装着している。

しかし、すぐにミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がソフト側のソフトタイヤで1分26秒234を記録してトップに立った。路面がまだ滑りやすいのか、それとも風の影響か、ブレーキングでタイヤをロックさせるクルマや、飛び出してしまうクルマが多い。

開始約25分、ロズベルグが1分25秒929を記録してトップに。また、ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)は最終コーナー手前の左コーナーへのブレーキングでバランスを崩してスピン。セナはコースオフしたものの、クラッシュすることはなく、そのままピットへ戻った。

開始約30分、ティモ・グロック(マルシャ)が、空気の流れを視覚化するための塗料をフロントウイングやフロントサスペンションに塗りながら走行。マルシャは開幕前に新車のテストを行えていなかった。また、このころからメルセデスAMG勢以外にも、ソフト側で走行を始めるチームが出てきた。

残り約20分、ソフト型のタイヤを装着したハミルトンが、第1セクターで全体のベストタイム、第2セクターでも自己ベストタイムを記録したものの、タイムを出すことなくピットへ戻った。

残り約15分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が6コーナーで砂利の敷き詰められたグラベルへ飛び出し、抜け出せなくなってクルマを降りた。この周の第1セクターでベッテルは、ハード側のタイヤでメルセデスAMG勢を上回るタイムを記録していた。また、ベッテルはソフト側のタイヤを使うことなくクルマを降りることとなった。

残り約5分、ロメ・グロジャン(ロータス)が1分25秒758を記録してトップに。また、シューマッハが9コーナーへのブレーキングでスピンしてグラベルに。シューマッハはグラベルから抜け出すことができず、そのままクルマを降りた。その一方、セッション終了直前になってハミルトンが1分25秒681のトップタイムを記録。このままセッションは終了となり、ハミルトンがフリー走行3回目のトップになった。

小林可夢偉(ザウバー)は、1分26秒737を記録して13番手。チームメートのセルジオ・ペレスは1分26秒632で9番手だった。

【結果】F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1開幕戦オーストラリアGPフリー走行3回目の結果

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