・マカオGPフォーミュラ・リージョナル開幕フリー走行でHFDPの加藤大翔が最速を記録。
・2番手はFRECA王者スレイター、3番手はFIA F3上位のマリ・ボヤと強豪勢が続いた。
・日本勢7名が出走し、りー海夏澄が7番手、中村仁が8番手と上位に入る好発進。
F1への登竜門とも言われる第72回マカオグランプリ(ギア・サーキット)が11月13日に開幕し、午前にフリー走行1回目が行われた。フォーミュラ・リージョナル(FR)部門は40分間、気温21℃、路面温度26℃、湿度66%というドライコンディションのもとで実施され、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の育成ドライバー、加藤大翔(ART GRAND PRIX)が最速タイムをマークした。
加藤は序盤からトップ10圏内のタイムを記録し、徐々にペースを上げていった。終盤、全体がタイムアップする中で4番手につけていたが、残り3分でスレイターを上回るトップタイム2分16秒412をマークして首位に立ち、2番手の今季FRECA(フォーミュラ・リージョナル欧州選手権)王者フレディ・スレイター(SJM Theodore Prema Racing)にわずか0.044秒差をつけた。3番手には今季FIA F3年間3位でアストンマーティンF1育成のマリ・ボヤ(KCMG ENYA PINNACLE MOTORSPORT)が0.171秒差で続いた。
スレイターは今季FRECA王者で、ランキング7位の加藤とはシーズンを通じて競い合ったライバルだ。また、ボヤは格上カテゴリーであるFIA F3でランキング3位に入った実力者。そんな両者を相手に初日のセッションでトップに立ったことは、加藤のマシンのセットアップの完成度と、マカオ特有の市街地コースへの順応力の高さを示している。
日本勢は全体で7名が出走。加藤のチームメイトであるりー海夏澄が7番手(+0.460、ART GRAND PRIX)、トヨタ育成TGR-DCの中村仁が8番手(+0.713、R-ACE GP)と、上位グループに食い込む走りを見せた。
トヨタ育成勢は中村を含め4名が参戦。佐野雄城は18番手(+2.784、TOM'S FORMULA)、鈴木斗輝哉は21番手(+3.636、TOM'S FORMULA)、梅垣清は22番手(+3.703、VAN AMERSFOORT RACING)だった。
メーカー支援を受けていないEVANS GPの山越陽悠は、27番手(+9.221)で初走行を終えた。セッション序盤に右リアホイールが外れ、マシンを止めたため赤旗中断となった。
市街地特有のタイトなコースでの初走行となったが、日本勢は上位陣を中心に順調な立ち上がりを見せた。
| 順位 | 車番 | ドライバー(チーム) | タイム/差 |
|---|---|---|---|
| 1 | 23 | 加藤大翔(ART GRAND PRIX) | 2:16.412 |
| 2 | 11 | フレディ・スレイター(SJM Theodore Prema Racing) | +0.044 |
| 3 | 7 | マリ・ボヤ(KCMG ENYA PINNACLE MOTORSPORT) | +0.171 |
| 日本人ドライバー | |||
| 7 | 24 | りー海夏澄(ART GRAND PRIX) | +0.460 |
| 8 | 3 | 中村仁(R-ACE GP) | +0.713 |
| 18 | 17 | 佐野雄城(TOM'S FORMULA) | +2.784 |
| 21 | 18 | 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA) | +3.636 |
| 22 | 28 | 梅垣清(VAN AMERSFOORT RACING) | +3.703 |
| 27 | 10 | 山越陽悠(EVANS GP) | +9.221 |